Alteryx ConnectにSQL Serverのメタデータを取り込んでみる

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こんにちは、小澤です。

Alteryx Connectが正式にリリースされました。 30日間の無料トライアルも利用可能なこの製品でどのようなことができるか調査する日々が始まっております。

「あんなことやこんなことができます!」と紹介していきたいところですが、私もまだどんなことができるのか使ってみながら調べてる段階のため、 今回は実際に試してみたものの紹介をしたいと思います。

Alteryx Connectのインストールなど

さて、最初に行うことはAlteryx Connectのインストールです。 が、こちらのプロセスは非常に簡単です。インストーラを起動して次へ次へ...でほぼ完了。 途中SMTPサーバの設定がありますが、Alteryx Serverのような詳細な設定はありません。

そのため、この記事内でのインストールの手順の解説は割愛します。

Alteryx Connectはhttpからのアクセスとなっており、80番ポートで起動します。 これは、Alteryx Serverも同じポートを使用しているため、同一の環境内で両方を立ち上げることはできません

ただし、Alteryx ConnectはAlteryx Serverに依存しており、メタデータの取得などは全てAlteryx Serverを介して行うことになります。 そのため、ネットワーク的にアクセス可能な2つの環境を用意してそれぞれにAlteryx ServerとAlteryx Connectをインストールします。 公式のHelpによると求められるスペックはそれほど高いものではないので、AWS環境であれば、t2.largeやm4.largeなどで十分です。

推奨環境
Machine 64-bit
OS Microsoft Windows Server 2008 R2 or later
Chip Dual core (single chip)
Processor 2.5 GHz or faster
RAM 8 GB
Disk Size 25 GB

インストールが完了したら使える状態になっています。 ブラウザから http:/// にアクセスすると、ログイン画面が表示されます。

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初期設定の管理者ユーザ名とパスワードでログインしてみます。 初期設定では、以下のようになっています。

ユーザ名 admin
パスワード Conn3ct!

以下のような画面が表示されれば使える状態になっています。

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メタデータを投入してみる

さて、では早速Alteryx ConnectにSQL Serverのメタデータを投入してみます。 これをやるには、Alteryx Serverが動いている環境にAlteryx Connect Loadersというものをインストールしてやる必要があります。

downloads.alteryx.comからダウンロードしてインストールします。

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インストールして、Alteryx Desigerを開くとサンプルワークフローに「Alteryx Connect Metadata Loaders」というものが追加されているのがわかります。

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これらは、実はメタデータをAlteryx Connectに送るためのサンプルではなく、Analytic Appとして実行すれば様々なメタデータを送信可能なものになっているようです。 サンプルを参考にしながら自力でやるのではなく、必要なものが揃っているのはありがたいですね。

今回は、SQL Serverのデータを利用するので、MSSQL Loader > MSSQL Loaderを選択します。

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複雑そうなワークフローが表示されますが、Analytic Appとして実行するだけでOKです。 実行すると以下のような画面が表示されます。

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2つのタブが用意されており、それぞれ

  • SQL Serverの接続に関する設定
  • Alteryx Connectの接続に関する設定

となっています。 設定項目の内容については、特によくわからない点はないかと思います。

ワークフローを実行して、無事「Success」と表示されれば完了です。

Alteryx Connectから確認する

さて、連携されたメタデータをAlteryx Connectから確認してみましょう。 Alteryx Connectから「Data Sources」を選択します。

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今回はデータベースとの連携なので、次の画面では「Databases」を選択します。

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「Database servers」の中に先ほど登録したものが表示されるので、それを選択します。

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Categoriesにデータベース、All Tablesにテーブルの一覧が表示されているのが確認できます。

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テーブルを選択すると、さらにその中の詳細も確認できます。

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今回は1テーブルのみですが、リレーションを貼ってあるテーブルなどだとさらにそのつながりなども見れるようです。

この画面で、Editからデータに対する説明を記述したり、コメントを残したりといったことが可能なようです。

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終わりに

今回は、Alteryx Connectにメタデータの情報を送付してどのようなことができるのかを実際にやってみて確認しました。 この他にもまだまだできることは多くあると思いますのです、今後も引き続きAlteryx Connectに関する記事を書いていければと思います。