#tableau #data17 [レポート] キーノート: データでもたらすインパクト – Tableau Conference On Tour 2017 Tokyo

tc17-tokyo_400x400

先日2017/04/18(火)〜2017/04/19(水)の2日間に渡り、ウェスティンホテル東京@恵比寿にて行われた『Tableau Conference 2017 On Tour Tokyo』。

Photo_17-04-24-00-06-21.502

弊社クラスメソッドもブース出展を行い、『カスタマーストーリーアナリティクス』と『Alteryx』に関する紹介を御来場の皆様にさせて頂きました!

Photo_17-04-24-00-06-14_387

Photo_17-04-24-00-06-16.410

当エントリでは、1日目(2017/04/18)に開催されたキーノート一発目『キーノート: データでもたらすインパクト』の内容についてレポートしたいと思います。

目次

 

セッション情報:概要

事前に公開されていたセッションの概要情報は以下となります。

データは、組織の未来を積み上げていくブロックの役割を果たすことができるものです。世界で成功を収めているブランドのレゴのように、データも使用方法や用途によってその意義を持つようになります。Tableau を使うことにより、データが意味を持つようになり、新しいアイデアや行動を引き出す組織のスピードが加速し、結果的にビジネスに大きなインパクトを与えることができるようになります。Tableau の CMO (最高マーケティング責任者) が、Visa 社、Pfizer 社、NGO 団体 PATH からの特別ゲストとともに、あなたをとりまく世界に、データを使ってインパクトを与える方法を紹介します。

Speaker: Elissa Fink, 浜田 俊
レベル: 初心者
タイプ: キーノート
場所: ギャラクシールーム CDE

 

セッション内容レポート

 

オープニング

キーノートセッション開始を迎え、会場は満員状態。同時通訳アリで始まりました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_01

Tableau APAC Senior Vice PresidentのJY Poook氏による冒頭の挨拶。『カンファレンスを楽しんでください!』と華々しくスタートです。(※このポーズを取ってた時に『...すしざんまい!』と心の中で叫んでいた事は内緒)

tableau-conference-2017-report-keynote-01_02

Tableau 日本法人社長 浜田 俊氏は年々増える日本国内イベントの参加者に感謝の意を表し、『ついに自分のオフィスを持てるようになりました』と新オフィス移転に関する発表を行いました。7月終わりにオープンイベントを行う予定で、カフェテリアも備えているそうです。

スポンサー企業の発表については、協賛各社について一言ずつ紹介があり、クラスメソッドについては『AWSとTableauのソリューションではシェアNo.1』とご紹介頂きました。ありがとうございます!

tableau-conference-2017-report-keynote-01_03

データでもたらすインパクト(Elissa Fink氏/Tableau最高マーケティング責任者)

tableau-conference-2017-report-keynote-01_04

続いて、Tableau 最高マーケティング責任者(CMO)のElissa Fink氏が登場。Tableauのミッションは『データを見て、理解できるように支援する事』。データの洞察を考える際に、早くわかりやすくサポートする事が出来るように努力しています。昨今、データアナリストでは無い人達も数多く、たくさん分析を行っています。Tableauは他のツールとは異なり、人間のインテリジェンスをエンハンスし、シンプルにより良いものにしていっています。

Elissa氏は中国から養子を取りました。Elissa氏は英語しか話せず、一方で子供は中国語しか話せません。そんな状況で役に立ったのはレゴ。これはコミュニケーションに役立ちました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_05

レゴ社は世界でも良く知られている、利益を上げている会社ですが、実は破産しかけていた時期もありました。そんな危機を迎えてレゴ社は『基本に立ち戻ろう』と考え"ストーリースターター"への投資を行います。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_23

レゴがそうであるように、Tableauはデータを使い易く、理解し易くなるようにサポートしています。分析作業もワークブック作成も、データサイエンティストもデータ分析初心者であっても、使える様になっています。Tableauは組織内の誰にでも、洞察を見つけ出す事が出来るようになっています。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_21

事例紹介はVISA,PFIZER,PATHの3社から。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_22

 

事例紹介:VISA (Chris DeMartini氏/データビジュアライゼーション担当ディレクター分析及びデータ製品)

tableau-conference-2017-report-keynote-01_07

登壇者のChris DeMartini氏はTableau Zen Masterでもあります。氏の『作品』ページは以下。色々な責任がある立場のChris氏ですが、氏が一番楽しいと思っている事は、可視化のベストプラクティスを社内に広める事だそうです。

VISAは世界規模のカード会社であり、世界中にネットワークが繋がっています。素早くセキュアで信頼出来る決済を行う事が出来る『Visaネット』という特有のネットワークを活用しています。毎年数千億ドルの取引を行い、1秒間で処理出来るメッセージの量は65000にも上ります。加盟店でカードを使うと、以下の様な形でトランザクションの処理が実行されます。カードをスワイプすると処理がなされ、承認手続きが行われ、最終的にはデータが我々のところに入ってくる形となります。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_08

TableauはVISAの生態系のどこにハマったか。VISAでは一週間で1000以上のアクティブユーザーが存在し、サーバは必要に応じてスケーリングさせる必要があります。インタラクティブなダッシュボードでビジネスユーザーに力を与え、製品ビルドの迅速なプロトタイピングが行える事もポイントとなりました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_09

Tableauを導入する前は、データの準備は人手で行い、プロダクトのパイプラインはPowerPointで提供していましたが時間が掛かり過ぎるという問題がありました。スペシャリストがサポートする形でTableauを導入することでデータパイプラインや人手で行っていた作業は自動化され、Tableau Serverにもデータが自動で入るようになりました。Tableauを開くだけでデータに繋がり、動きのある、インタラクティブなワークブックの作成が可能となり、結果として大幅な効率化を実現出来ました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_10

 

事例紹介:PFIZER (Bharath Verdagiri/アーキテクチャおよびテクノロジー担当シニアマネージャー)

tableau-conference-2017-report-keynote-01_11

Pfizer社では2013年初期の段階では伝統的なBIツールを使っていました。集中管理型のレポートシステム、Desktopでの大規模なデプロイメント。限定的なセルフサービスでの分析。ユーザーにとっては棒高跳びを行うような大変さがありました。

翻って2017年現在、社内には15000人以上のTableauユーザーが世界各国に存在しています。インタラクティブなビジュアライゼーションや分析の提供スピード、安全な環境での操作等がフィットして『分析が楽しい』ものに。事実に基づく意思決定を行う事が出来るようになりました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_12

グローバルな導入を促進する要素として『4つのアクセラレーター』があったとBharath Vedagiri氏は語ります。その要素とはコミュニティの形成/ガバナンス/基盤の構築/ビジュアル分析サービスです。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_13

ダッシュボードを活用した事例も発表されました。EXCELで50以上のレポートを手作業で行っていた従来のプロセスでは完了までに7日間を要していました。それがTableauを使い再利用可能なデータ変換ワークフロー開発し、2つのセルフサービスダッシュボードを作成して活用する事でプロセス完了まで3時間というところまで効率化を図る事が出来ました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_14

 

事例紹介:PATH (Jeff Bernson氏/監視及び評価担当ディレクター)

tableau-conference-2017-report-keynote-01_16

PATHは、命を救うために革新的な革新を推進する国際的な保健機関です。監視及び評価担当ディレクターのJeff Bernson氏は分析を行い、技術を使って情報の計測を行っています。

マラリアは蚊の中の寄生虫(マラリア原虫)の感染によって起こる熱病で、PATHの挑戦はこの寄生虫をトラッキングする事です。しかしこの作業は実に大変。マラリアの撲滅には健康に見える人でマラリアが寄生している人を見つけて治療しなければなりません。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_17

PATHはこの状況を問題として考えており、ある"挑戦"を行っています。地域のヘルスワーカーに能力を与え、ザンビア政府は地域の医療従事者をサポートし、南部における何千もの地域で治療が出来るようになりました。以前であれば25〜30kmの距離を歩いて医療機関に行かなければならなかったところが非常に楽になりました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_18

2013年にこの試みが始まった事で、感染率が90%も削減出来ました。下記グラフの黄色部分(CHW)がこの取り組みによって治療された部分となります。早期に病気を発見し、治療する事が可能になったという事です。この取り組みのもう1つの素晴らしい点は、データを意思決定者に与えている事です。以前は紙でデータを見ていたのですが、Tableauを使うことによってユースケースを知り、組織レベル/地域レベルでの状況を確認し、大きな改善・発展を遂げる事が出来るようになりました。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_19

疫学情報を可視化する事で、感染のシーズンを比較し、季節毎の傾向も分かるようになりました。また、"ホットスポット"を見つけ出す事も出来るようになりました。情報を管理し、発展させ、データをリアルタイムで提供出来るようになりました。Tableauがあれば、データが手元にあれば分析は可能となります。自分達で、自分達の能力で分析する事が出来るのです。

tableau-conference-2017-report-keynote-01_20

 

まとめ

という訳で、Tableau Conference 2017 On Tour Tokyo基調講演『キーノート: データでもたらすインパクト』に関するレポートエントリでした。この後も引き続き、イベント参加メンバーによるセッションレポートを公開して行く予定です。