『AWSクラウドデザインパターン』のサービス対応表をTableauで可視化してみた

2016.02.27

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超小ネタです。

AWSには、『AWSクラウドデザインパターン』AWSクラウドを使ったシステムアーキテクチャ設計を行う際に発生する、典型的な問題とそれに対する解決策・設計方法を、分かりやすく分類して、ノウハウとして利用できるように整理したものが存在します。以下Wikipediaにまとめられているものがありますし、関連する書籍も刊行されています。

WikipediaではデザインパターンとAWSサービスの関連を示した以下の図が公開されていますが、今回この情報を少し変えた切り口で整理してみたいと思い、それをTableauで実現してみました。このサービスを使っているデザインパターンには何があるだろう、それらを絞り込み形式で表示出来たりしないかな?という感じです。

Cdp-overview-org

用意したデータ

データについては、Wikipediaの内容を元に以下の様な形で作成しました。デザインパターンとAWSサービスの欄を設け、それぞれ絞り込めるような形でディメンションとして用意しました。デザインパターンで複数サービスを活用していれば、そのAWSサービス数分、行を用意しています。

cdp-data

Tableau Publicワークブック

作成したワークブックは以下の内容となります。

ちょこっと解説:

作成した上でのちょっとしたコツ的なものについて見て行きたいと思います。表示形式はテキスト表とし、『利用サービス』と『パターン分類』『パターン名』をそれぞれ行列に配置。利用する情報をマークの各所に配備して、表示の形式を『形状』とします。

viz-aws-cdp-by-tableau_01

形状は、初期表示にには◯や△等の記号が表示されていますが、ユーザー独自の画像ファイルを記号として表示する事も可能です。今回はAWSサービスという事で、AWS シンプルアイコンから画像を作成したものを使いました。Tableauリポジトリフォルダの『形状』配下に任意のフォルダを作成し、中に画像ファイルを置いておく事で、

viz-aws-cdp-by-tableau_02

『形状の編集』画面で、取り込んだ画像ファイルを設定出来るようになります。(※『形状の再読み込み』ボタンでリロードする必要があります)

viz-aws-cdp-by-tableau_03

上記TableauワークブックではURLアクションを設定しているので、アイコンやサービス名から該当するCDPのページに遷移する事が出来ます。

viz-aws-cdp-by-tableau_04

まとめ

以上、表形式の内容と形状を組み合わせた可視化の解説でした。今回はAWSクラウドデザインパターンをテーマとして選んでみましたが、表示する情報を形状とする仕組みは使い勝手も広いかと思います。宜しければお試しください。こちらからは以上です。

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