InsideAR Tokyo 2014 Tokyo 前半戦レポート

InsideAR Tokyo 2014 Tokyo 前半戦レポート

Clock Icon2014.07.08

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InsideAR Tokyo 2014 Tokyo 前半戦レポート

2014年7月14日に開催されてたInsideAR Tokyo 2014に参加してきました。場所は秋葉原の富士ソフトのビルです。少し遅れたせいか、満員御礼で大ホールに入れなくて最初のセッションはライブビューイングのような席になりましたが十分に楽しめました。また時間の都合で13時までのセッションしか居れませんでした。 また各社のARグラスの体験できるコーナーもありました。個人的にはシースルータイプのグラスでジェスチャーで操作するタイプの物が純粋に楽しかったです。

IMG_4513 ではセッションの内容です。

産業界のAR

製造業におけるMR/AR利用による業務革新

キヤノン株式会社 鳥海基忠氏

http://www.canon-its.co.jp/mr/

MR Mixed Reality の話。

2台のカメラで撮影し30fpsで処理している。 リアルタイム処理に10年前は1億以上かかった。今は100万円台。

Oculus Rift等との違いは自分の手が見える、酔いにくいこと。細かい気配りがキヤノンの売り。

車メーカー、建設、重工業、ハウスメーカーまた自社の一代ウン千万円する超大型印刷機で使用されている。 プロトタイプ時のシミュレーション、作業シミュレーション、大型過ぎて持っていけない時のマーケティングでMRで体験してもらうなどの用途。

今は大きな物を持っていく、また作りきる前に実際に体感することに主眼を置いているようです。

ナチュラルユーザーインターフェースの将来:Metaio ARテクノロジーで進化するIntel® RealSense™

インテル株式会社 竹内康人氏

http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/tablets/tablets-atom.html

Intel × Android インテルのAndroidタブレット?実はOEMしてる。Metaioが問題なく動作します。

Intelの考える次世代インターフェース 音声、顔トラッキング、ジェスチャートラッキング、AR

Intel RealSense Technology $149のカメラ、SDKで開発可能。

2014年版は深度センサーカメラがPCに組み込まれた。

SDKから使える機能:ジェスチャー、3Dキャプチャ、深度AR、指は22ポイント認識可能、ポーズもカスタム可能、音声認識、3D AR、顔認識は76の特徴点取得可能。

まずはWindowsから→Androidにも展開する。

AR技術の活用により現場業務を革新

富士通株式会社 原英樹氏

http://interstage.fujitsu.com/jp/arprocessserver/

現場向けARに特化。

まずは製造業の保守点検をターゲットにした。 作業の煩雑化、多い工具、マニュアル、人の能力の限界をITで超えたい。

ヘッドマウントディスプレー、またはスマホでオペレーションする。保守の履歴も見れることで事故を防ぐ。

AR+バックエンドのデータ分析も重要。例えばスーパーでチーズを持ったお客様に合ったワインをレコメンドなど。

接客業ではスカウター越しにお客様情報を表示して対応も可能。

入退館システムで顔とカードの一致を確認。

事例

工場3次元空間に付箋紙を張る感覚で故障箇所がわかる。 故障しても型番がわからない、部品の注文もできない → リアルタイムに表示され、すぐに発注できる。

課題

暗闇、食品にマーカー貼れない、両手使いたい、後方支援したい。

まとめ

ARを次世代UIのデファクトにしたい!

 


ARグラス

ハンズフリーAR, 実世界とデジタルの融合

セイコーエプソン株式会社 津田敦也氏

http://www.epson.jp/products/moverio/bt200/

セイコーの時計はウエラブル!

ヘッドマウントディスプレーを作っている。 映像、音、の臨場感を再現することにこだわってる。

すごく小さいディスプレーを使ってプロジェクターのように拡大させている。

SONYなど:クローズド GoogleGlass:右上にディスプレー セイコーエプソン:シースルー

視界が歪む=酔う原因になる、映像がぼけるそれを防ぐためにプロジェクターの技術を応用している。

シースルータイプはARとの相性が良い。

MetaioはBT-200(シースルー用グラス)のSDKを提供している。

観光案内、流通作業支援などに使える、世界中でハッカソンも行われている。

New concept of AR Glass (HMD) inforod

ウエストユニティス株式会社 福田登仁氏

http://www.westunitis.co.jp/

元々マニュアルを作っている会社だったが、ヘッドマウントディスプレーと相性がよいことに気づく。 → 現在はウエラブルコンピュータを作っている。

鈴鹿8時間耐久レースでクルーが情報共有のために使ったりした。

IMG_4505

  • AR+ヘッドマウントディスプレーでやってきたこと
    • 航空機メンテナンス
    • 機器の分解サポート
    • ピッキング
    • 遠隔地作業支援
    • 緊急医療支援
  • 課題
    • ディスプレーが大きい
    • 高精細じゃなくていい
    • コードレス
    • バッテリー持ってほしい
    • 屋内屋外でも使いたい
    • ポインティングデバイスは難しい
    • GUIをシンプルに

課題を解決するために新たにinforodを開発 Android4.2.2

シースルーじゃないけど、シースルーに感じる。 バッテリーは5時間持つ。 15年の実績 B2B 現場主義に感じた。

スマートグラスの進化と製造現場における拡張現実感技術を利用した事例

ビュージックス コーポレーション 藤井慶一郎氏

http://www.vuzix.co.jp

メガネぽいメガネ シースルータイプ Android。

他のAndroidとの連携も可能。

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  • 事例
    • 倉庫でのピッキング
    • シェールガス
    • ぼう漠
    • 作業支援

まとめ

最初の産業界のARでは工場や重工業、家などで実際に業務として使われ始めているAR×ヘッドマウントディスプレーの世界があることに驚きました。特に大きな物や複雑な物に大して正確な情報を伝えられるという意味で相性が良いのかと思います。またヘッドマウントやメガネ型デバイスは実際にまだ一般ユーザーが買うにはコストも高いので、まずはそこから、というのもあるのかもしれません。 ARグラスでは割と昔からやっているところもあったのが印象的です。現場主義で現場の声をふんだんに取り入れて逆に解像度などを割り切っている inforod やスペックを上げて精細さを上げていくその他のメーカーなど特色ありました。個人的にはスカウターやクローズドタイプではなく、サングラスのようなシースルータイプに興味ありです。

Metaioのイベントですが、前半はそんなにMetaioという単語を聞きません。各社新型デバイスとAR導入のどや話しでしたが、普段あまり関わらない業界の話が新鮮なこともあってとても興味もてました。

 

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