(レポート) BCTechSummit 2017: ブース紹介 #BCTECHSummit

2017.03.17

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

本ブログは、ブリティッシュ・コロンビア州で最も活発な技術産業を展示する最大の技術カンファレンス(BC Tech Summit)で出展していたブースのレポートです。

ブースを回ってみると、VR(バーチャルリアリティ)とAR(拡張現実)、MR(複合現実) の紹介が多く人気がある印象でした。 いくつかVRとブリティッシュ・コロンビア州の大学の研究のブースを回りましたのでご紹介します。

ブース紹介

Microsoft hololensのブース

MicrosoftのブースではMicrosoft hololensを体験することができました。

Microsoft hololens Microsoft hololens

映像はカメラで取れないので以下リンク先の動画をご参照ください。 Galaxy Explore

British Columbia Institute of Technologyのブース

ブリティッシュコロンビア工科大学

BCIT BCIT

ブリティッシュコロンビア工科大学のブースでは、キャンパスの様子を360度見ることができるVR技術を展示していました。

YouTubeにアップされている動画BCITTECHSUMMIT360を再生し、
以下デバイスにスマートフォンをセットして見ると目の前に現在のいる世界と違う世界が写ります。
自分が向いた方向の映像を見ることができVRの世界を体験することができました。

BCIT

また、Microsoft hololensを使用してをMR(複合現実)の世界も体験することができました。
Microsoft hololensを掛けてみると現実世界とヒューマンボディが複合されて見えます。
インターフェースである指で筋肉を選択すると筋肉の名前が表示されるというものです。

BCIT

Simon Fraser Universityのブース

サイモンフレーザー大学

Healthtech & Life SciencesのコーナーでSFU(サイモンフレーザー大学)による「Advanced Exoskeleton System(高度外骨格システム)」の展示をしていました。

SFU SFU

参考URL Robotic leg could help wheelchair users walk again

製品について説明していただきました。

  • 既存の製品との違い、関節可動域を広げたもの。
  • 可動域をフルレンジに近くし、バランスを保つのが特徴。
  • カナダで特許を取得済みで、PCTを取得予定。
  • 研究から次の段階としてヒューマンテストを実施する。
  • ICORD(バンクーバーの研究財団)から支援を受けている。
  • 軍、ゲーム業界、高齢者生活サポート、幅広い分野で活用できる

将来、SFUが開発した「高度外骨格システム」をどこかで見るかもしれませんね。

University of Northern British Columbiaのブース

ノーザン・ブリティッシュコロンビア大学

ノーザン・ブリティッシュコロンビア大学の研究のブースです。

UNBC UNBC

赤外線や光学センサーを使い距離を測るのではなくワイヤレス送信で集められたRSSI(受信信号強度インジケータ)値を使ったローカライゼーションの研究です。

センサーを使用しないという発想は凄いなと思い、なぜセンサーを使わないのか質問しましたところメリットを説明してくれました。

  • 無線通信は、壁やドアにブロックされない
  • ノードにつけるセンサーの数を減らせてバッテリ寿命を伸ばせる
  • ノードの重さを軽くできる

またセンサーではカバーできないところで、RSSIが活躍するそうです。

University of Victoriaのブース

ビクトリア大学

ロケットや人工衛星の研究しているビクトリア大学のブース。

実際に飛ばしたロケットが展示されていて説明してくれました。

  • ロケットは自家製
  • カーボンファイバーを使用
  • ロケットは数百カナダドルで作れる
  • 飛ばすのに15万カナダドルかかる!

こちらがネバダ州で実際に飛ばしたロケットで飛行距離は3Kmだったそうです。
UVIC

こちらは次回挑戦のプロトタイプで目標飛行距離は10Kmとのこと。
UVIC

まとめ

ブースで気になったものをご紹介しました。
ブリティッシュ・コロンビア州のエンジニアと話す機会がもて、貴重な1日でした。