(レポート) Developers Summit 2015 Autumn S-7:プログラマブルなIoTプラットフォーム”SORACOM” #devsumi

(レポート) Developers Summit 2015 Autumn S-7:プログラマブルなIoTプラットフォーム”SORACOM” #devsumi

Clock Icon2015.10.14

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本記事はDevelopers Summit 2015 AutumnのS-7セッション、「プログラマブルなIoTプラットフォーム”SORACOM"」のレポートです。

レポート

プログラマブルなIoTプラットフォーム”SORACOM" by 株式会社ソラコム 玉川 憲氏

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・今年の2月にAWSを退社、6月に起業、9/30に日経ITproのイベントでプラットフォームを発表

・SORACOMを作ったきっかけ ・2006年にAWSがS3を出したころと比べるとS3のコストが1/10 ・昔は捨てようと思っていたデータをとりあえず入れていこう、という考え方が出来るようになった ・モノ。スマホ、タブレット以外にも、面白いデバイスが出るようになった。 ・ドローンだったりAppleWatchだったり... ・Raspberry PiやEdisonなど、低価格で簡単にモノが作れる状況になっている。 ・当たり前のように、これらのモノをインターネットに繋げたら、ワクワクする。 ・15年前...IBMの研究開発で腕コンを作った。面白いプロジェクトだった。時計でLinuxが動きいろんなセンサーが載っている。 ・この時に課題だったことが今も全然解決されていない。バッテリー、インターネット接続、セキュリティ... ・こういった課題がある限りIoTが本格化しない。 ・ソラコムはプラットフォームとなることでこういう課題を解決したい。 ・特にインターネット接続。IoTでは通信の障壁がある。有線LANは場所の制約が大きい。 ・無線LANはセキュリティのことがある。 ・IoTをやろうとしたらモバイル通信が一番便利。しかし、そもそもヒト向けに作られたものなので、価格も高い。モノに向いていない。 ・ソラコムがやろうとしたのは、IoT向けプラットフォーム。

・ベンチャーがどうやってモバイル通信を提供するのか? ・大手通信ベンダがやっていること。基地局の設置、データセンターでのパケット課金や帯域制御、ISP。 ・それらの全てができないとモバイル通信ができない。ベンチャーには厳しい。 ・一番簡単なのは大手通信ベンダのSIMを販売すること。MVNO。ブランドと販売網が必要。 ・大手通信キャリアとがっつり組む方法。基地局を借りる。MVNO(L2卸契約)。基地局以外を自前でやる。初期投資10億以上。 ・L2卸契約なんだけど基地局はAWSにする、としたのがSORACOM。 ・クラウドネイティブ設計、大量に接続してもスケーラブル、可用性が高い。AWSならなんでも出来るだろう、という信念でやってみた。

・モノ向けのインターネット通信とは? ・SORACOM Air、格安SIMではなくIoT向けSIM。機能が違う。 ・SIMを買って、モノに刺すと、Webから回線を全てコントロール出来る。 ・SORACOM AirはプログラマブルなSIM、回線管理が全てWebで出来る。 ・パケット交換もクラウド上でやっているので、速度の変更もWebで出来る。 ・IoT向けに細い通信を安く実現できる。上り方向のほうが料金を安くしている、夜も安くしている。 ・我々が苦労して作ったSORACOMを使ってもらえば、我々と同じ苦労をする必要がない。 ・データ通信量がグラフで見れる、閾値を超えたらメールで通知するような仕組みが出来る。 ・SORACOMは従量課金、SIMは1枚単位で購入可能。 ・プログラマブルなのでCLIが提供されている ・同僚がSIMをterminateしたのでProtection機能も付けた。 ・APIも公開しているので自由に面白いサービスを作って欲しい。

・Airを使ってもらう中で、様々な課題やニーズに気づいた ・セキュリティの問題 ・キャリアのデータセンターからインターネット上のサーバに接続する間が暗号化されない、リスクがある。 ・どうやるか?VPN接続、高額な閉域網...そうすると高くなる。

・SORACOM Beam ・モノからSORACOMまでは専用線接続なので暗号化されている ・SORACOM上、クラウド上の潤沢なリソースで暗号化プロトコルに変換 ・モノは非暗号化で通信、クラウド側で暗号化通信に変換、するのがBeam ・SIMのIDやタイムスタンプを自動付加、どのSIMがいつ通信したのかがわかる ・SORACOM BeamもAPIでコントロールできる、デバイスを標準設定してばら撒けばWebで全部管理できる ・グループにSIMを所属、エンドポイントを登録すれば、デバイスの設定を変更することなく、どこにでもデータが送れるようになる ・AWSのクラウドサービスに直結、ある意味閉域網でAWSにつなげることが出来るモバイルサービス

・AWS IoTリリースされたけどSORACOMは?AWS IoTに直結できるサービスに生まれ変わった ・AWS IoT Button、今年re:Inventに行けなかったのでもらえなかった ・クラスメソッドが早速ブログ書いてた、さすがプロブロガー集団 ・CTOが悔しがって擬似AWS IoT Buttonを作ったので是非試してみてください(http://bit.ly/sora-iot)

・SORACOM Air、すぐ変えます。Amazonでも直販サイトでも買えます。 ・スマホでも快適に使える。 ・Raspberry PiにUSBドングルを刺せばラズパイでも使える

・AWSができたことで様々なWebサービスが生まれた ・SORACOMができたことで、たくさんのIoTプレイヤーが生まれてほしい ・日本はモノづくりの国だというが、インターネットソリューションはなかなか生まれてこなかった ・SORACOMはIoTの敷居を下げることができたと思う、ぜひいろいろ試して欲しい

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