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WKInterfaceInlineMovie
watchOS 3 から WKInterfaceInlineMovie というクラスが追加され、これを利用すればインラインで動画を再生することができるようになりました。
これまでは WKInterfaceMovie というクラスで動画を再生することができましたが、こちらはユーザーが再生ボタンを意図的にタップしなければいけなく、また動画再生の専用画面がモーダルで表示されるというものでした。
実装
あとは IBOutlet を接続して、awake() メソッドなどで動画の URL を指定するだけです。
この URL はファイルベースである必要があります。
インターネット上の動画 URL を指定しても動画は再生されません。
class InterfaceController: WKInterfaceController {
@IBOutlet var inlineMovie: WKInterfaceInlineMovie!
override func awake(withContext context: Any?) {
super.awake(withContext: context)
if let filePath = Bundle.main.path(forResource: "star", ofType: "mov") {
let url = URL(fileURLWithPath: filePath)
inlineMovie.setMovieURL(url)
}
}
}
動画はデフォルトで自動再生が ON になっているため、明示的に 再生
を行わなくてもこれで動きます。
とても簡単ですね。
なお、WKInterfaceInlineMovie のヘッダーは以下のようになっています。
@available(watchOS 3.0, *)
open class WKInterfaceInlineMovie : WKInterfaceObject {
open func setMovieURL(_ URL: URL)
open func setVideoGravity(_ videoGravity: WKVideoGravity) // default is WKVideoGravityResizeAspect
open func setLoops(_ loops: Bool) // default is NO
open func setAutoplays(_ autoplays: Bool) // default is YES
open func setPosterImage(_ posterImage: WKImage?)
open func play()
open func playFromBeginning()
open func pause()
}
ループ や ポーズ、初めから再生 などもできるようです。
PosterImage は動画再生前に表示されるサムネイルのようなものです。
さいごに
動画をインラインで再生できるようになったことで、気軽にリッチな情報をユーザーに提供することが可能になりそうですね。
Apple Watch も Series 2 が発売され、GPU の性能も上がったので今後できることが増えてきそうです。
リンク
ミレニアム・ファルコン製作日記 #40
40 号 表紙
パーツ
成果
今回の作業は以下の 1 つでした。
- 搭乗ランプの構造を支えるセクションを取り付ける
とうとう船体下部フレームの円盤が完成しました!
壮観ですね。
時間をかけて少しずつ作り上げてきたこともまた、特別な感情を生み出している気がします。
・・・感動中
それではまた次回。
May the Force be with you!