[レポート] HackerTackleに参加してきました! #hackt

2016.09.12

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はじめに

こんにちは!
モバイルアプリサービス部の田中孝明です。

9月10日土曜日に福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センターにて HackerTackle が開催されました。
名前の由来の通り、東京や各県から多くのハッカーが博多に来て、さまざまな議論をぶつけあう場を提供提供するを目的で開催されています。

今回はスピーカーとして参加させていただくことができました!
九州のエンジニアの皆様の熱気を少しでもお伝えできれば良いと思い、ブログにまとめました!
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トラックについて

総勢18名のスピーカーによるマルチトラック形式で行われました!

Time H-LANE #hackt_h K-LANE #hackt_k T-LANE #hackt_t
13:00 - 13:50 Java9の話(仮)(きしだ なおき) NoSQL Firstで行う開発と運用(株式会社ソラコム 安川 健太) VR?AR?MR?ってなんだっけ?Unityで作ってみる(株式会社Jollystics Fukuoka MotionControl Network 長峰 慶三)
14:00 - 14:50 スマートフォン体験を一歩先へ プログレッシブウェブアプリの作り方(Increments株式会社 田中 洋一郎) インメモリーをJavaで使い倒したらこうなった 〜基幹業務からFinTechまで〜(ウルシステムズ株式会社 漆原 茂) Prometheusで監視・モニタリング(@matsumana)
15:00 - 15:50 今日からKotlinでAndroid開発を始められるようになる話(エムスリー株式会社 長澤 太郎) リレーショナルデータベースとの上手な付き合い方(日本オラクル株式会社 奥野 幹也) プログラミングコンテストで遊ぼう!(システム工房コルン コルン)
16:00 - 16:50 Go言語の最新事情と並列処理についてのおさらい(GDG中国 横山 隆司) JavaでBytecode weaving!(Realm 山﨑 誠) ハッカーの思考でQoLを向上させよう!(SECCON実行委員長 竹迫 良範)
17:00 - 17:50 俺が考えた最強のReactiveインターフェイス(たるのん) いますぐ始めるCloud Foundry!(Pivotal 槙 俊明) Googleがめざす、誰もが使える機械学習(Google Inc 佐藤 一憲)
18:00 - 18:50 サーバーサイド?Swift(田中 孝明) ブロックチェーンでフィンテックするビジネスに可能性を感じている皆様へ(山崎 重一郎) アジャイル開発のテスト -自動化でしょうか。いいえ、戦略勝ちです。-(株式会社オンザロード kyon_mm)

Java9について(仮) きしだ なおき さん

主催者の きしだ なおき さんから、Java9での新機能や拡張された機能の説明を頂きました。
jshell(JavaのREPLツール)についての説明や、実際にライブコーディングで動作させてみた結果を見せていただきました。
拡張されたmap機能を使ったライブコーディングも行われていました。
また、ガベージコレクションの動作についても詳しく解説していただきました。

※資料は公開されてから更新したいと思います。

スマートフォン体験を一歩先へ プログレッシブウェブアプリの作り方 田中 洋一郎 さん

Increments株式会社のGoogle Developers Expert (Chrome担当)の 田中 洋一郎 さんからプログレッシブウェブアプリの概要を説明していただきました。
ウェブとアプリの両方の利点を持ち、ネイティブアプリに近い動作を実現していました。
Web Push Notificationsを使って、オフライン→オンライン時にBackground Syncでコンテンツを読み込む方法などを解説いただきました。

資料はこちらに公開されています。

今日からKotlinでAndroid開発を始められるようになる話 長澤 太郎 さん

エムスリー株式会社の 長澤 太郎 さんより、Kotlinの概要を含め、Android Studioで開発できるまでの説明をいただきました。
ラムダ式の記法やOptionalやNull、移譲プロパティについての説明、Java 6 対応のバイトコードを出力する際(Java -> Kotlin)の注意点などを解説していただきました。
環境構築の際も、Android StudioにKotlin pluginを入れるだけで簡単にAndroid開発でKotlinを体験できるとのことでした。

長澤さんはKotlinスタートブック -新しいAndroidプログラミングという書籍を執筆されていますので、そちらもチェックしてみたいと思います!

※資料は公開されてから更新したいと思います。

Go言語の最新事情と並列処理についてのおさらい 横山 隆司 さん

GDG中国の 横山 隆司 さんからGo言語の最新事情と、並列処理についての解説をしていただきました。
各バージョンの遷移を始め、Go1.8でコンパイル速度の改善、HTTP2に関する実装の今後についてを解説していただきました。
並列プログラミングについてはサンプルコードを交えて解説していただきました。
Goでの並列プログラミング
2個同時にGoroutineを動かす
多数のGoroutineを同時に動かす
並行して待ち受けるときはselectを使う
呼び出し側からgoroutineを終了させる
Channelは双方向でやり取りさせる

資料はこちらに公開されています。

俺が考えた最強のReactiveインターフェイス たるのん さん

たるのん さんからはRxSwiftを使って開発していたときに発生したモヤモヤを解決するためにどんなインターフェースだったら理想に近づけるのかをライブコーディングを交えて解説していただきました。
Reactiveの概念(時間軸で考えた配列のようなものと捉える)から、MainThreadで実行されない、flatmapでリークするなど、様々な問題があるものを自分だったらどう解決するかをライブコーディングをしながら解決するはずだったそうですが、Swift3.0でクラスに束縛されたassociatedtypeをObservableとObserverの両方で使用した場合、宣言が重複する旨のエラーメッセージが出るようになり、現在はObservableのassociatedtype型束縛を外すなどの方法で回避しているとのことでした。
https://github.com/tarunon

※資料は公開されてから更新したいと思います。

サーバーサイド?Swift(田中 孝明)

こちらに関しては別途レポート作成いたします!

懇親会

19:00-21:00の間、会場をそのまま使って懇親会が開催されました。
久々に福岡のエンジニアの皆様と触れ合うことができ、貴重な時間を過ごすことができました!

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最後に

豪華なスピーカーが博多に集うというイベントとしての特異性もさることながら、応募者84名に対し、84人の方が参加され、出席率が100%を超えるという驚異的な勉強会となりました!
運営の皆様、非常に貴重な経験をさせていただきありがとうございました!