【レポート】DX or Die?SOMPOホールディングスが向かうデジタル戦略 #AWSSummit

DA事業本部の春田です。

AWS Summit Online絶賛開催中!ということで、本記事では「CUS-21: DX or Die」の内容についてまとめていきます。

セッション情報

  • SOMPO ホールディングス株式会社 デジタル戦略部 グループ CDO 執行役常務 楢﨑 浩一 氏

デジタル革命は COVID-19 の影響により『Disrupt or be disrupted』から『 DX or Die 』の時代へと突入してきました。これまでの環境とはデジタルや保険の意味合いが変わってきている今、企業の在り方を原点から見つめ直し、SOMPO の向かうデジタル戦略についてリアルデータ活用・デジタル人財等の観点からお伝えいたします。

※セッション動画と資料は以下リンク

アジェンダ

  1. About SOMPO
  2. DX or Die
  3. Our Team
  4. Our Sprint

About SOMPO

  • 持株会社SOMPOホールディングスの下に4つの事業体
  • 一番大きいのは、国内損保事業
    • 損保ジャンパンを筆頭とした損害保険の事業
  • ユニークなものとして、介護・ヘルスケア事業
    • 現在、国内最大規模の介護事業者
    • なぜ損保が介護事業をやるのか? → 今回のDXの話に繋がってくる

  • 昨年度の実績
    • 売上: 3.3兆円
    • 利益: 1500億円

SOMPOホールディングのゴールは、保険にはない。「安心・安全・健康のテーマパーク」構築による社会的価値の創出である。

  • 保険は安全を守っているのか?
    • 自動車保険:事故を起こした時にお金が出るが、それ自体がドライバーの安全運転を担保するものではないし、事故自体はなくならない
    • 生命保険:病気や不幸に対してお金がですが、入っているからといって病気にかからなくなるわけではない

→ 安心・安全をもっと普段からお客様に提供できないか?

DX or Die

あらゆる企業が、「デジタルフォーメーションするか、死ぬか」という状況に来ている。

Disrupt or Be Disrupted → 「破壊しなければ、自身が破壊されてしまう」

  1. 社会の変化
    1. MaaS / CASE / SharingEconomy / SmartCity / GigEconomy / AgingSociety / MobileFirst / ClimateChange / Globalization
  2. 技術の革新
    1. AI / ML / DL / IoT / BlockChain / CriptCurrency / VR / AR / SmartDevice / Drone / BigData / AtonoumousVehicle
  3. 強力なプラットフォーマーの出現
    1. 黒船 / Google / Amazon / Facebook / Apple / Microsoft / Baidu / Alibaba / Tenscent / Huawei / Netflix

この変化の激しい時代に、COVID-19がさらに世の中を変えている

→ 働き方・遊び方・学び方の変化、ニューノーマルの時代。GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)といったプラットフォーマーも、コロナ禍で価値を再定義せざるをえない状況。

Palantirと50:50の合弁会社を設立。当社のCTOを楢崎氏が勤めている。

SOMPO自体は133年の歴史がある会社。元々は安田火災という会社名だった。下の写真は、安田火災創業期の社員。はっぴや提灯を身に付け、お客様の火事場に急行し、一緒に消火活動を行っていた。「火災というお客様の不幸を一緒に対処する」という意思表示が表れている。

このような源流があるSOMPOが今目指しているものは、保険が必要ないほどの安心・安全・健康な世界。会社の事業とは逆の世界のため、保険というサービスはなくなるかもしれないが、SOMPOにとって正しい価値を発言できる世界だと確信している。

そういった中で、SOMPO掲げるデジタル・トランスフォーメーションは、以下の通り。

現在、社内にはエンジニアが40名ほどおり、アジャイル型の開発を進めている。今までの旧弊を捨て、顧客のために、社会のために何をどう作っていけばいいのかを、デザイン思考していく。

これらABCDが、現代における「読み・書き・算盤」と楢崎氏は考え、リーダー自らが手を動かし、率先して学んでいく必要があると説く。将来的には、SOMPO社員8万名全員が、ABCDを嗜むことを目標にしている。

Our Team

SOMPO Digital Labをグローバルに3拠点展開した。江戸時代、鎖国中の唯一のオープンポートだった長崎の出島のような、SOMPO本体と外部の最新技術を繋ぐ拠点としての役割を担っている。

SOMPOのPoCは累計で253件となったが、PoCのためのPoCは一切行っていない。すべて商用サービス立ち上げるための過程であり、そこから実際のサービスとして37件生まれた。

  • PoCを進めていくに当たる課題
    • 社外人財と社内人財の融合、デジタル人財の開発をどう進めるか?
    • SOMPO Digital Labは60%が社外人財であり、次に紹介するSprint Teamは90%が社外人財となっている。

Our Sprint

SOMPOのスプリンツチームは、Simple、Small、Speedy(Agile)の3Sと、Communication、Collaborativeの2Cを掲げる。

ITエンジニアにはおなじみのスクラム開発を回している。

社内のプロダクト・サービスを展開するビジネスオーナー部と、プロダクト・サービス利用するユーザー間で「三方良し」を意識。

事例1: 海外旅行保険"off!" 加入チャットボット

LINEのインターフェースを使用して、チャットボットで加入ができるサービス。サーバレスを採用したスケーラブルなアーキテクチャとなった。

事例2: LINE証券BOX

保険をまとめて管理するサービスをローンチ。こちらもサーバレスアーキテクチャを採用したモダンなシステム構成。

事例3: 台風の被害推定Visualization

台風の被害を地図上に可視化するアプリ。フロントエンドとバックエンドをシームレスに連携させることに成功。

事例4: 自動飛行ドローン

被害調査に自動で飛行するドローンを開発。

事例5: COVID-19への取組み

現在、PalantirはAWSと協同して、グローバルレベルで政府機関や医療機関に対してデータ解析の支援を行っている。(プロボノ)

SOMPOは、自社が持つ大規模な顧客データをを活用し、リアルデータプラットフォームを構築している。

SOMPOホールディングスは、今後もPalantir社と協力して、社会的価値を生み出すことに挑戦していく。