テキスト読み上げサービスで作った声を動画に追加できるアプリ エコーズのベータ版をリリースしました

2020.03.06

はじめに

本日、UWPアプリ「エコーズ」のパブリックベータ版をリリースしました。Microsoftストアで「エコーズ(ベータ)」と検索すると出てきます。対象となるOSはWindows 10です。ベータ版は無料で使えます。1分もかからずインストールできますのでぜひお試しください!

こちらのページからインストールすることもできます。

エコーズとは

エコーズは動画にテキスト読み上げサービスで作った声を追加することができるアプリです。テキスト読み上げサービスとはテキストから読み上げた音声ファイルを作成してくれるサービスです。テキスト読み上げは音声合成とも言われたりもします。テキスト読み上げサービスはAmazon Pollyを利用しています。アプリのマニュアル動画を作成したり、研修動画を作成するツールとして使うこと考えています。

エコーズには以下の機能があります。メインは動画に読み上げを追加する機能ですが、キャプチャ動画を撮影する機能や簡単な動画編集機能もあります。

  • PCのキャプチャ動画を撮影できます。
  • 動画にテキスト読み上げサービスで作成した音声を組み込むことができます。
  • 動画に音声ファイルを組み込むことができます。
  • 動画にサイズや位置を指定して画像を組み込むことができます。
  • 動画をトリミングできます。
  • 複数の動画を結合できます。

エコーズのいいところ

マイクを使って話す場合と比べて、エコーズを使って読み上げを入れると以下のようなメリットがあります。

  • 自分の声を録音したくない場合に使える。
  • 話している時にかんだり、言葉に詰まってしまいやり直すことがない。雑音が入ることもない。
  • 後からセリフや話し方を変えられる。
  • 一人しかいない場合でも複数の人の声を入れられる。
  • 英語を上手く話せる人がいない場合でも英語で読み上げを入れられる。

デモ動画

それでは早速、エコーズで作成したデモ動画をご覧ください。再生すると音が出ますので注意してください。

デモ動画1 PCの操作方法を説明する

まずはPCの操作方法を説明するサンプルを作りました。エコーズで録画して音声をつけています。矢印や枠などの画像はExcelで作りました。

デモ動画2 スマホの操作方法を説明する

次にスマホで撮った動画に説明を入れてみます。iPhoneで操作を録画した後に動画ファイルをPCに移して、エコーズで声をつけています。デモ動画1と同じく説明している箇所が分かりやすくなるよう画像を追加しています。

デモ動画3 英語で読み上げてみる

次に英語で読み上げるサンプルとして空耳の動画を作ってみました。日本語の場合は男女1種類しか声を選べませんが、英語は複数の中から選択できます。なるべく「堀った芋いじんな」に近い音声を選びましたが、それほど近くなかったです。この動画は適当なキャプチャ動画を撮影してから、Excelで作成した画像を画面全体にオーバーレイして作っています。画像を作成するのはExcelでやりましたが、それ以外はエコーズを使っています。

デモ動画4 SSMLを使って読み上げの早さを変えてみる

最後にSSMLを使った例をご覧ください。SSMLを入れることで、読み上げの速度や声のトーンなどを変えたりできます。この動画は初めて社内公開した際にデモ動画として作成しました。「いらすとや」で画像を探していたら、元祖渋谷系の某芸人に似たイラストがあったのでそれっぽいセリフをつけてみました。左の人物にエコーズで髭をつけたくなりますね。

今回、使ったSSMLは以下のようになっています。声のトーンを低めにしたのと、芸人さんっぽく早口にしてみました。

<speak><prosody pitch="x-low" rate="x-fast">おい<break strength="weak"/>半端ねえアプリ<break strength="weak"/>開発したからちょっと見てくれよ。</prosody></speak>

使い方

デモ動画1を例にどのような手順で動画を作成しているのか説明していきます。

録画画面

まずは編集する動画が必要なのでPCのキャプチャ動画を作成します。①のボタンを押して、対象(ウインドウ か ディスプレイ)を選択し録画を開始します。動画がすでにある場合は②のインポートボタンからインポートしてください。

録画を停止したい場合は①のボタンをもう一度押すだけです。動画ファイル一覧が更新されますので、作成されたファイルをクリックしてください。編集画面に移動します。

PC操作のキャプチャ動画を作る時のコツ

  • 読み上げを入れる場合は先にセリフを考えておき、どの程度の時間話すことがあるのか把握しておく必要があります。
  • 早く操作しすぎると読み上げが間に合わなくなることがあるため、結構遅めに動かすのがコツです。
  • 遅すぎて変な間ができてしまった場合は後でトリミングするので、時間をおいている時はマウスカーソルを動かさないようにします。
  • あとで動画は結合できるので、なるべく小刻みに停止しなるべく短い動画にします。

トリミング

編集する前に余分な部分をトリミングします。ナビゲーションビューのトリミングアイコンをクリックしてください。トリミングアイコンとは黄色の矢印がさしているアイコンです。録画を停止するために最後にエコーズを操作しているのが録画されてしまっているのでその部分を削除します。削除したい時間を指定して、トリミングボタンをクリックすると新しい動画ファイルが作成されます。トリミング後は新しい動画ファイルが選択されている状態になるので、そのまま編集できます。今回は音声や画像を追加する前にトリミングしていますが、追加した後にトリミングすることもできます。

編集画面

右上にある①追加ボタンから、読み上げを追加していきます。追加後に読み上げの文章や声、読み上げを開始する時間などを設定してください。読み上げだけでは分かりづらい部分は枠や矢印の画像をオーバーレイで表示しました。動画を再生すると追加した音声や画像が反映されています。編集した内容は自動で保存されます。

プレビューして問題なければ右下にある②動画ファイルを作成ボタンをクリックして動画ファイル(MP4)を作成します。

注意事項

  • パブリックベータ版は無料でご利用いただけますが、一日に利用できる読み上げの文字数に制限を設けています。日本時間ではなくUTCで日付を管理しているので午前9時にリセットされます。
  • お問い合わせ窓口は設けておりませんので、大変恐縮ですがご意見、ご要望がありましたらアプリ内のフィードバックのフォームからお願いします。
  • MacのVMWare Fusion上で動作するWindows10ではエコーズは使えません。仮想化環境はサポート外とさせていただきます。
  • Windows Media Playerを無効にしていた場合に正常に動作せず、コントロールパネルから有効化したところ正常に動くようになったことがありました。

最後に

最初は機能が不足していたり、使いづらいところがあったり、クラッシュすることもあるかもしれません。今後どんどんアップデートして、改善していきますのでぜひ遊んでみてください!