[小ネタ]AlteryxでRのパッケージを追加する

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こんにちは、小澤です。

Alteryx Inspire 2017で「Writing R-Based Macros」というトレーニングセッションに参加して以来、個人的にR熱が再燃しつつありますw

今回は、普段ゴリゴリR使ってるぜ!って人のスクリプトをAlteryxから利用したくなった時にちょっと困る、「そのパッケージ入ってないんだけど」問題について書かせていただきます。

Install R Packages

Rは統計解析に特化したプログラム言語であるため、その手のライブラリが非常に充実しています。 AlteryxでもPredictive系のツールをはじめとして、内部ではRツールを使ってそこからRのライブラリを実行しているものも多くあります。

さて、そんな感じで自分でRのスクリプトを内包したマクロなんかを作ろうとした時に困るのが、依存するライブラリをどうするかです。 AlteryxのGalleryにいくとこんなものがあります。

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使ってみる

早速使ってみましょう。 ダウンロードしたyxzpファイルを展開して、中にあるyxwzファイル(Analytic Appのファイル)を実行すると、以下のようなウインドウが表示されます。

スクリーンショット 2017-06-16 17.45.14

インストールしたいパッケージ名をカンマ区切りで入力して実行すればOKです。 今回は試しに

を入れてみます。

処理が完了して結果をみると、インストールされたパッケージに関するメッセージが出力されるようです。

スクリーンショット 2017-06-16 17.48.46

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適当に新規のWorkflowを作成、Rツールを設置して以下のようにライブラリをロードしてみることで使えるようになっていることがわかります。

library(dplyr)

注意点

Install R Packagesのページによるとライブラリはデフォルト個人ユーザのRライブラリ用のパスにインストールされるようです。 そのため、インストールが必要なパッケージを利用したRを使ったマクロなどを作成した場合、Workflowを実行する全ての環境でパッケージをインストールしておく必要があります。

また、インストール先は設定に任意のパスを指定することも可能なのでデフォルトで問題がある場合は、変更してみてください。

終わりに

今回は、Rのパッケージをインストールするための、Appを紹介しました。 パッケージのインストールは、predictiveツールに含まれるRを起動して直接install.packagesを行うことも可能ですが、Alteryxはプログラムを書かずに分析ができることが特徴なので、そういった人向けの考慮を考えるとこのような仕組みを利用するのがいいかと思います。