『Alteryx Japan Launch 2019』基調講演レポート – Alteryx Japan立ち上げの挨拶とビジョンの共有 #alteryx

2019年04月16日(火)に目黒雅叙園にて開催されたAlteryx Japan立ち上げイベント『Alteryx Japan Launch 2019』。

当エントリでは、イベント冒頭に行われた『基調講演』の内容をレポートしたいと思います。登壇者はAlteryx Inc. President & Chief Revenue OfficerのScott Jones氏です。

イベントレポート

Scott氏はまず初めに、アナリティクスの分野に於いてデジタル変革がもたらすインパクトの大きさ、そしてそんな中でどうやってAlteryxが変化に追従していくための新しいモデルを提供し、大きな課題に立ち向かっていくかについて考えを述べました。


今日、会社として素晴らしい業績を挙げているところは実際に「変革」を成し遂げてきた会社です。そういったところでは既に多くの"デジタル・ディスラプション"(デジタルテクノロジーによる破壊的イノベーション)が起きています。UberやAmazon、また日本の企業であれば楽天やソフトバンク等も名前が挙がってくるでしょう。

こういった企業で実現したデジタル革命の『核』はデータ分析によるものです。データ分析無しでは変革は上手く行きません。その他多くの企業が変革に挑んでいますが、苦しんでいる状況です。本日お越し頂いた皆さんの会社に於いても、こういった課題に直面していることと思います。

データ分析に於いて、どういった課題があるのか。データ収集に複数のソースを利用している組織、言い換えれば複数のデータソースを一箇所に集約した上画で活用出来ている組織は僅か6%しか存在していません。アナリストとして仕事をしている人が、本来注力すべき仕事ではないところ、無駄にしていると考えている時間は4割にのぼります。担当者が作成し、Eメールで共有した分析についても、7割もの割合で「見られていない」という現状です。

「市民データサイエンティスト」というワードもクローズアップされてきており、今後そういった立場のユーザー数は一層増えていく事が予想されます。コラボレーションを活性化させ、また、ユーザー1人1人がスキルアップを図っていく必要があります。そしてデジタルトランスフォーメーション成功の鍵は大きく3つあります。

  • 1.分析担当の人、データサイエンティストに「本来注力すべき業務、やりたいことを好きなようにやってもらう」。殆どのケースで、データ収集や整形作業に費やされている現状を改善する必要があります。
  • 2.市民データサイエンティストのスキルを向上させる
  • 3.企業全体での関係を築く。分析分野はセルフサービス型のモデルに変化しています。この変化に対応していくためには、ビジネスとアナリティクス双方で連携を取って進めて行かねばなりません。

分析作業の過程で発生する「廃棄物」についても以下の様な調査データがあります。それぞれ「無駄に費やしている」時間を費用に直して合算するとなんと600億ドルもの金額にもなるのです。また、最適なモデルが出来たとしても、そのモデルが本番環境にデプロイされない...というケースも多く目にします。実に8割以上のケースで「上手く回っていない」状況となっています。

分析作業の過程で発生する「廃棄物」についても以下の様な調査データがあります。それぞれ「無駄に費やしている」時間を費用に直して合算するとなんと600億ドルもの金額にもなるのです。

従来のワークフローでは、データ収集、データクレンジング&ブレンディング、分析、可視化、予測の各作業はそれぞれ様々なスキルセットを持つ人達が行っています。一方、Alteryxでは作業を標準化したプラットフォームとして一元化し、ITとビジネスの連携をスムーズに推し進めることが可能となっています。Alteryxを使うことで、データがどこにあるか分かる、データの準備が出来る、分析、可視化、レポーティング、予測モデル作成及び実行のコラボレーションが可能となります。

Alteryxはお客様指向の会社です。現在世界5000社の企業にご利用頂いています。また2018年のガートナーでは「データサイエンスおよび機械学習プラットフォーム」の分野でカスタマーチョイスの称号を得ました。(また、2019年は(ポジション的には限りなくリーダーに近い)チャレンジャーとして認定されています)

アジアでの事業も現在拡大中です。アジアでは350社、日本では100社近いお客様が現在Alteryxを利用しています。(代表的な日本企業としてScott氏はソフトバンクとホンダの例を挙げました)

Scott氏に続いて、Alteryx Japan カントリーマネージャーである吉村 良氏が着任の挨拶を行いました。

吉村氏は「日本市場立ち上げについて大切に感じていることがある」とし、以下3点を挙げました。

  • 1.スピーディーなローカリゼーション
    • 日本語体制の重要さ
    • 現在日本では10名体制で立ち上げていいる、これを来年同時期には25名規模としたい
    • セールス・エンジニアサポート・パートナー様との戦略・パートナーマネジメントなどの各種体制を充実させたい
    • プロダクトに関する日本語化:コミュニティの日本語化、コンテンツの充実を図る
  • 2.明確でシンプルな課題・テーマを伝える
    • 今後Alteryxを「使えるプラットフォーム」として幅広いユーザー層に向けて如何に普及させていくか
    • 日本の企業がどこに課題を抱えているか、その課題を明確にしてアプローチしていけるか
  • 3.ビジョンの共有
    • 会社としてのミッションの共有に加えて、ゲームチェンジャーになれるかどうか
    • アナリティクス・データサイエンスのスキルが必要な領域・業界に対し、Alteryxを便利なプラットフォームとしてどの様に紹介し普及していくか
    • どうオペレーションを変えていくか、なぜ変えていかなければならないか、そういった部分を共有していくのが重要

 

まとめ

というわけで、Alteryx Japan 立ち上げイベントの基調講演レポートでした。当日は非常に多くのお客様にご来場頂き、非常に熱気溢れた雰囲気の中、各種セッションの発表が為されていました。

当イベントのレポートはこの他にも幾つかアップされる予定です。下記シリーズをウォッチ頂ければと思います。


(※会場に設けられたロゴ入りホワイトボード。『落書き推奨』ということだったので弊社メンバーも色々書き込みました)