Amazon Redshift 新型『RA3』に1/4のスケールのra3.4xlarge インスタンスが追加になりました

2020.04.03

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

昨年のre:Invent2019で発表されたRA3インスタンスに1/4のスケールのra3.4xlargeインスタンス追加されました。ra3.16xlargeは、大きなインスタンスであったため、小さなワークロードのニーズにオーバースペックでした。

AWSの大薗さんからも嬉しいコメント!

ra3.4xlarge インスタンスとは

RA3ノードタイプはAWS Nitroと階層ストレージ採用した新インスタンスで、最新のホットデータを高性能SSDストレージにキャッシュし、参照頻度の低いコールドデータをS3に自動的にすることで、パフォーマンスとコストを両立したノードタイプです。

本日リリースした新しいra3.4xlargeインスタンスは、12個のvCPU、96GiBのRAMを提供し、最大64TBの管理ストレージに備えています。クラスターはこのインスタンスを最大32個組み合わせて、ストレージは合計2048TB(2ペタバイトです)のクラスタを構成できます。

ra3.16xlargeとra3.4xlargeノードの違い

ra3.16xlargeとra3.4xlargeノードの違いを以下の表にまとめます。ra3.4xlargeインスタンスは、RA3.16xlargeの1/4の価格で、1/4のメモリ(96 GiB)、コンピューティング(12vCPU)、I/O性能を提供します。ストレージはra3.16xlargeと同じ64TB(RMS)であり、ストレージ重視型と言えるかもしれません。re:Invent2019で予定されていたスペックから変更されているようです。

vCPU Memory Addressable Storage I/O Price (US East (N. Virginia))
ra3.4xlarge 12 96 GiB 64TB RMS 2 GB/sec $3.26 per Hour
ra3.16xlarge 48 384 GiB 64TB RMS 8 GB/sec $13.04 per Hour

東京リージョンでも利用可能です!

東京リージョンでも直ちに新規作成できることが確認できました。

最後に

今回のra3.4xlargeの登場でより多くの皆様にご利用いただける機会が増えることを期待しています。ra3.4xlargeは東京(ap-northeast-1)を含めて、14のAWSリージョンで利用可能になりました。

  • 米国東部(オハイオ)
  • 米国東部(北バージニア)
  • 米国西部(北カリフォルニア)
  • 米国西部(オレゴン)
  • アジア太平洋(ソウル)
  • アジア太平洋(シンガポール)
  • アジアパシフィック(シドニー)
  • アジアパシフィック(東京)
  • ヨーロッパ(フランクフルト)
  • ヨーロッパ(アイルランド)
  • ヨーロッパ(ロンドン)
  • ヨーロッパ(パリ)
  • カナダ(中央)
  • 南アメリカ(サンパウロ)

合わせて読みたい