[アップデート] 祝!Amazon Managed Blockchain が東京リージョンに来た!

ついに来たか!
2020.03.14

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本日、Amazon Managed Blockchain(以下、AMB)が東京リージョンで利用可能になりました!

先日、Asia pacific としては初のシンガポールリージョンで利用可能になった、という記事を書いたばかりですが。

今後は国内から AMB を利用する場合はシンガポール・リージョンを選択するのが良さそうですね。

とか

シンガポール証券取引所のようなビッグユーザーがいるからシンガポールなのかなぁ、、と思ったりもしますが、Asia Pacific 向けにということで考えると、東京、韓国(ブロックチェーン大国!)、シドニー、ムンバイなどの中間に位置するシンガポールは都合が良いというのもありそうですね。

とか、知ったようなこと書いてスミマセンでした!!

シンガポールで利用可能になったときに東京が含まれていなかったので、「あ、これはアジアはシンガポール使ってくれ!ってことだな」と裏読みしたのですが、まったくの見当違いでした!(汗)

なにはともあれ、ブロックチェーン界隈のみなさま、おめでとうございます!

料金比較

シンガポールの際はレスポンスの比較などやってみましたが、もう国内であれば東京リージョンが早いのは当たり前なので割愛します。

気になるのは料金の違いかと思いますので、以下に執筆時点での比較表をまとめました。

ざっくり言うと、バージニアのほうがピアノード料金だと3割弱、その他料金も1割程度お安くなりますので、ここは期待するレスポンスとお財布にご相談ください。

(最新は公式サイトをご確認ください)

料金 東京 シンガポール バージニア
メンバーシップ料金 -スターターエディション-(/時間) $0.34 0.34 $0.30
メンバーシップ料金 -スタンダードエディション-(/時間) $0.63 $0.63 $0.55
ストレージ料金(GB/月) $0.12 $0.12 $0.10
データ書き込み(/GB) $0.11 $0.11 $0.10

オンデマンドのピアノード料金(/時間)

インスタンスタイプ 東京 シンガポール バージニア
bc.t3.small $0.044 $0.042 $0.037
bc.t3.medium $0.087 $0.084 $0.067
bc.t3.large $0.174 $0.169 $0.134
bc.t3.xlarge $0.348 $0.338 $0.307
bc.m5.large $0.198 $0.192 $0.154
bc.m5.xlarge $0.397 $0.384 $0.307
bc.m5.2xlarge $0.794 $0.768 $0.617
bc.m5.4xlarge $1.587 $1.536 $1.229
bc.c5.large $0.171 $0.157 $0.136
bc.c5.xlarge $0.342 $0.314 $0.272
bc.c5.2xlarge $0.685 $0.627 $0.544
bc.c5.4xlarge $1.37 $1.254 $1.088

上記のほかに、別途、通常の AWS データ転送量が掛かります。

料金体系は以下のスライドが解りやすいですね。

東京リージョンで起動

本日より東京リージョンで起動できるようになっています!

国内事例

国内での AMB 事例ですと、ソニー・ミュージック社の著作権情報管理が有名ですね。re:Invent 2019 で登壇された動画が公開されていますので、ご覧ください。

さいごに

先日、アジア初としてシンガポールが先に利用可能になったことで、アジア圏はシンガポールに集約するのかな…なんて思っていたので数日後に東京リージョンで利用可能になったことには驚きました。

国内のブロックチェーン界隈の方には待ち焦がれたアップデートの 1 つではないでしょうか。

あと 1 つは AMB が発表された re:Invent 2018から、ずっと Coming soon の彼ですかね・・・。

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!