[アップデート]Aurora Serverless v1 のクローンが作成可能になりました

Amazon Aurora で Aurora Serverless v1 のクローンを作成可能になっている世界になっていた
2021.06.22

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

たぬき@tanuki_tzpです。
起きたら Amazon Aurora で Aurora Serverless v1 のクローンを作成可能になっている世界にいたので、確認してみました。
Amazon Aurora Serverless v1 supports fast database cloning  

概要

Aurora Serverless v1 のクーロンが作成できるようになりました。
キャパシティータイプが、

  • プロビジョニング済み → サーバーレス(クローン)
  • サーバーレス → サーバーレス(クローン)
  • サーバーレス → プロビジョニング済み(クローン)

にそれぞれ対応しています。

Aurora Serverless v1 が対応していないエンジンバージョンを使用しているプロビジョニング済み RDS インスタンスは、サーバーレスのクローンを作成できないので注意してください。
Aurora Serverless v1 の対応しているエンジンバージョンは下記を参考にしてください。
Aurora Serverless v1 と Aurora のデータベースエンジンのバージョン - Amazon Aurora

確認してみた

プロビジョニング済み Aurora MySQL のクローンをサーバーレスで作成してみます。
エンジンバージョンは 2.07.1 を指定し、テスト用のRDSを作成しました。
クローンしたい RDSクラスター を選択し、アクションから『クローンの作成』を選択します。
クラスター識別子を入力し、キャパシティータイプにサーバーレスを選択し、クローンを作成します。

数分待つとキャパシティータイプがサーバーレスのクローンが作成されます。

今回はインスタンスタイプ:db.t3.small、DBの中身は空の状態で起動したままクローンが作成しました。
作成実行前後のCPU使用率は下記の通りです。

まとめ

AWS 公式の更新情報に記載されていたように、本番環境へ影響を与えずテストや分析ができるため、使いやすいアップデートだと思いました。
ただし、Aurora Serverless v1 のサポートしている Aurora MySQL のバージョンが現在最新の2.09系より古いため、計画を立てる前にサーバーレスで作成できるか予め確認をしたほうが良さそうです。