[アップデート]WorkSpacesにルートボリューム(OSシステム領域)に対する復元機能が追加されました

はじめに

おはようございます、加藤です。Amazon WorkSpaces(以降、WorkSpaces)にアップデートがあり、ルートボリュームに対する復元が行えるようになりました。これにより、予期せぬシステム設定変更によってWorkSpacesにアクセスが不可能になった際に、12時間毎に作成されるスナップショットへ復元する事が可能になります。
従来の再構築機能は、ユーザーボリュームに対する復元のみで、ルートボリュームはWorkSpaces Bundleの初期状態まで復元されてしまい、ユーザーがWorkSpaceに対して行った設定やルートボリュームに対するアプリケーションのインストールは失われてしまいました。
復元機能はルートボリュームとユーザーボリューム両方に対してスナップショットを作成し、復元できる機能なので、WorkSpaceをトラブルから復旧させた後に、ユーザーがOSの再設定やアプリケーションをインストールする手間が軽減されます。

ユーザーセルフサービスへの対応状況

WorkSpacesには、管理者が許可していれば、ユーザーが割り当てられているWorkSpacesのスペック変更や再構築を自分で行える機能があります。

管理者の許可設定を確認すると、再構築に対する設定はありますが復元に対する設定はありませんでした。

再構築という名前で定義されているが、復元も一括管理されている可能性があるので、クライアントサイドでも確認してみます。

メニュー項目に再構築しか、存在せず復元は選択できませんでした。つまり、復元が行えるのは管理者のみです、今後のアップデートに期待しましょう!!

リストア動作の確認

リストア動作を確認する為に、下記の様に、ルートボリュームとユーザーボリュームにそれぞれ、ファイルを作成し12時間以上放置します。

  • C:\
  • D:\Users\ryo.kato\Desktop

マネジメントコンソールから復旧(リストア)を実行します。親切にいつのスナップショットに復元されるかが表示されるので、リストア前にファイルを足してからリストアを実行してみました。
(2)はスナップショット作成時刻よりも後に作成したファイルです。つまり、復元後には消えているはずです。

復元が完了後に確認すると、意図したとおりにスナップショット前に作成したファイルは復元され、後に作成したファイルは復元されていません。ルートボリュームに保存されたファイルも、しっかりと復元されています。

あとがき

冒頭の繰り返しになりますが、従来の再構築機能は、ユーザーボリュームに対する復元のみで、ルートボリュームはWorkSpaces Bundleの初期状態まで復元されてしまい、ユーザーがWorkSpaceに対して行った設定やルートボリュームに対するアプリケーションのインストールは失われてしまいました。
この復元機能によって、システム設定などを最大12時間前まで、復元できるようになり、ユーザーにより安全な環境を提供する事が可能になります。