(レポート)concrete5 × AWS 入門勉強会 in 札幌 #concrete5

2015.12.09

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渡辺です。

2015年12月5日に札幌で開催された「今からでも遅くない!concrete5 × AWS 入門勉強会 in 札幌」に登壇してきました。

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concrete5とは?

concrete5はいわゆるCMSです。 PHPとMySQLで動作するオープンソースのCMSですので、基本的には無料で利用することができます。 今回は、コンクリートファイブジャパン社とクラスメソッドの合同勉強会ということで、concrete5とAWSとのコラボです。

ここがすごい!concrete5

はじめは、コンクリートファイブジャパンの代表菱川氏より、concrete5の紹介です。

concrete5は前述したようにPHPで動くCMSです。 以前は有償だった経緯もあり、非常に完成度の高いCMSという印象を受けました。

最も印象に残った特徴は、管理画面でウェブページ(コンテンツ)が直感的に編集できる点です。 スマフォやPCを使える担当者がいれば、HTMLやPHPを触ったことがなくとも、直感的にレイアウト変更やテキストの修正などができると思います。 基本昨日として、メール送信フォームやユーザ管理機能なども充実しており、CMSとして必要最小限の環境が無償で利用できるといった印象です。

また、concrete5は、公式のマーケットプレイスがあり、公式で審査されたプラグインを購入することができるのも大きな特徴です。 いわゆる野良プラグインが乱立するCMSでは、バージョンアップ時の問題やセキュリティリスクが非常に高いのが難点です。 プラグインの審査は結構厳しいようで、ドキュメントが不足しているなどの理由でもリジェクトされるとのこと。 個人利用ならばともかく、商用利用ならば、公式かつ有償なプラグインを利用できるのは大きな安心に繋がります。

「concrete5はどんなもんかなー」てくらいの感覚で聞き始めましたが、ここまでの完成度であるとは正直、思いませんでした。 大規模サイトなどにもAWSと組み合わせればいけそうって思います。

Link: concrete5 x AWS 勉強会を札幌で開催しました

AWSによるWebサイト構築と運用ー concrete5 編 ー

続けて自分のAWSのセッションです。 concrete5編としましたが、CMSに限らず一般的なWebサイトやウェブシステムを構築するときのポイントをまとめました。 とはいっても、今回の勉強会の主たる参加者はウェブ製作者やフロントサイドよりのエンジニアです。 AWSを選択する場合のメリットや可能性などを紹介させていただきました。

concrete5 on AWS

最後にデモということで、実際にAWSで構築したconcrete5を参加者に触っていただく時間です。 AWSとはあまり関係ないかも知れませんが、一回構築したインスタンスをコピーし、勉強会などで1-2時間だけ利用して貰うってのは良い利用パターンです。 インスタンスの利用料金が時間単位の課金ですから、数百円程度で済んでしまいますので。

ウェブ製作の方、開発の方、色々な方が触っていましたが、概ね良いイメージだったようです。 制作側の人間にとって納品後にお客さんが自分たちである程度の変更をできることは凄くメリットですからね。

まとめ

巷ではWordPressをCMSとして利用してることが多いですが、concrete5はWordPressとは全くコンセプトの異なるCMSです。 そもそもWordPressはブログシステムなので、ブログメインのコンテンツを作るには向いていますが、コーポレートサイトのような静的ページメインのコンテンツにはどうしても向いていないのです。 そして、concrete5では、管理機能も充実しているので、各企業の担当者が簡単にコンテンツを管理できるのが特徴です。

規模も大きくなくアクセス数もあまりないのであればレンサバを利用するの手です。 ですが、スライドでも書いたように可用性や負荷対策などが必要な場合、レンサバでは対応しきれないことが多いと思います。 AWSを利用することで拡張性を高く設定できることになります。 また、構築や運用については不安があれば弊社でサポート可能ですので、是非お問い合わせください。