アップデートされたAzure Machine Learning Studio Notebooksは何ができるのかを確認してみる #Azure #AzureMachineLearning

2020.07.20

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、Mr.Moです。

先日、Azure Machine Learning StudioのWeb experienceが一般提供開始(GA)されましたね。それに合わせてAzure Machine Learning Studio の Notebooks もアップデートが入っていますので現状を確認していきたいと思います。

Azure Machine Learning Studio Notebooks とは

image.png

本日、Azure Machine Learning Studioのノートブックエディタの機能強化版がリリースされました。このアップデートにより、Azure ML ワークスペースのメンバーは、自分たちの ML 実験、メトリクス、モデル、データセットなどを含む同じ環境でノートブックの編集、共有、コラボレーションが可能になります。新しいStudio Notebooksを使えば、データサイエンティストはコラボレーションから1つのリンクになります。この共有のシンプルさは、リモートワークが必須となっている今日の世界では、特に歓迎されると確信しています。新しいノートブックエディタはオープンソースのnteractプロジェクトをベースにしており、標準のJupyterとの完全な互換性を提供します。このエディタはまた、当社の顧客がよく知っているVS Codeからクラス最高のコードエディタ機能をいくつか導入しています。初めてデータサイエンティストは、フル IntelliSense やインラインエラーハイライトなどの高度な機能を Jupyter ノートブックで直接使用することができます。

Azure Machine Learning Studio 上で Jupyter Notebookの互換性かつIntelliSenseなどの強力な支援も受けられる作業環境を、Azure Machine Learning Studio の Notebooksは提供してくれるようです。これは色々と恩恵が受けられそうですね。

さっそく使ってみる

事前準備

まず準備ですが、下記の動画を参考にワークスペースを作成し

そして下記のように、Notebookを使用する準備を整えてください。

aml_notebooks1.gif

IntelliSense によるコード支援

もはやおなじみの IntelliSense です。コード補完、メンバーリスト、メソッドのクイック情報、パラメーターヒントの支援が受けられます。 やはりこれは強力です!

aml_ IntelliSense4.gif

コンピューティング インスタンス切り替え & Kernel切り替え

クラウドのサービスの良いところは途中でスペックを簡単に変更できるところだと思います。例えば最初は小さいインスタンスで作業を始めて、必要になったらスペックを上げたりGPUを付けたりといったことが可能なわけです。その切り替えが同じ画面上で出来るのは大変便利ですね!(Kernelの切り替えもできます!)

aml_ com_kernel_switch2.gif

名前付きチェックポイントの設定

チェックポイントを任意の名前で保存できます。戻したいチェックポイントがひと目で分かるのが良いですね。

aml_notebooks2.gif

その他

iPyWidgetのサポート

aml_ notebooks4.gif

コードブロックの折りたたみ

aml_ notebooks5.gif

フォルダーのアップロード!

Pasted_Image_2020_07_19_23_39.png


ちなみに下記の機能はまだのようでした。

  • Live Collaboration Experiences (Coming Soon)
  • Automated Notebook Cleanup with Gather (Coming Soon)

まとめ

いくつか機能を見てみましたが、結構便利なものがあったのではないでしょうか。また、今後は共同作業への支援についても注力していく気配がありそうなので実務が捗りそうですね。今後もAzure Machine Learning関連のアップデートから目が離せません。

参考