1on1に悩むマネージャー必見!メルカリ 1on1 Workshop

2019.06.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。

株式会社メルカリ石黒さん主催の「メルカリ 1on1 Workshop」に参加させていただきましたのでご紹介させていただきます。メルカリ社内のマネージャーに対して行なっている1on1のWhorkshopで、戦略的な1on1手法が学べるプログラムでした。

 

「60名→1700名」組織拡大の真ん中にいた僕がメルカリで向き合う次の壁

メルカリ石黒さんのツイート

自己紹介

私は、クラスメソッド株式会社 AWS事業本部コンサルティング部 マネージャー 豊崎と申します。

主に新しくクラスメソッドにJOINしたメンバー(エンジニア)の育成を担当しています。

なぜ参加したのか?

メンバーによって多少内容に差異はありますが、主に目標とするエンジニア像や、直近の課題、モチベーションを傾けていることについて1on1を実施しています。

一定量の成果は感じているものの、もっと効果的にすることが可能なのではないか?また、各マネージャーが実施する1on1の粒度(内容)が揃っていないだろうという思いもありました。

そして今クラスメソッドは組織が大きく拡大しており、組織文化の維持や、目標、方針などに対する理解、など今後問題になってくるであろう課題に対するアプローチについてもメルカリさんの1on1から学べるものがありそうだと感じワークショップに参加させていただきました。

ワークショップについて

期待値について

従業員の主観的実体験が、その人の期待していたEmployee Experience(職場体験)とどれだけ一致するか(Expectation Alignment)が重要

手段としての1on1

1on1をすることが目的ではなく、マネジメント手法の一つとして1on1が存在する。他の手法でチームマネジメントが行えているのであれば、1on1ではなくてもOK。

1on1の多様性

現場やマネージャーによって課題が異なるので、1on1の目的(意図)は様々、当然1on1の内容も変わる。

私が漠然と考えていた「銀の弾丸」的なアプローチはなく、マネージャー(ごとのミッション、課題)によってアプローチが異なっていいんだということが、腹に落ちました。

戦略を考える

1on1をより効率なものにするために戦略的な1on1を行う。1on1はその後の2-3週間の成果を左右する。

意図の共有と合意

1on1そのものの意図についてメンバーとマネージャーで合意を取る。一方的な押し付けではなく、お互いに納得した内容、目的にするものであるべき。

1on1のレベル

信頼関係の構築から始まって、1on1の質の高まりをレベルに分けて捉えることができる。実際ワークショップでは6つのレベル分けした1on1の状態を紹介していただきました。

WHY、WHAT、HOW

  • WHY
    • 何の為に1on1をやるの?
  • WHAT
    • 1on1の目的・アジェンダは?
    • 目標を意義づけるMust・Get・Can
  • HOW
    • 傾聴スキル
    • 承認スキル

MUST、GET、CAN

  • Must:期待や目標を伝える
  • Get:そのMustを達成することで得られる経験や周囲への影響
  • Can:どうしたらうまくできるのか、リソースの洗い出しや棚卸し

チームの人数とマネージャーの数

1人のマネージャーに対してメンバーの最大数は8名。現在メルカリのマネージャーは200人程度もいるそうです。

持ち帰れたこと、学び

1on1を利用したマネジメントを行う上で、はじめに必要な事はお互いのことを理解し、丁寧に目的、意図の共有をすることだと感じました。同じ目的でもメンバーによって課題や感覚、考え方は人それぞれで、一律のモノの考え方やアドバイスをするのではなく、それぞれのメンバーの捉え方を理解した上で達成できるアプローチを一緒に考えていきたいと感じました。

特に私は新しくJOINされたメンバーとの1on1が多い都合上、まずはしっかりとした信頼関係を築いて質の高い1on1を行っていきたいと思います。

また、1on1で全てが完結するわけではないと考えているので、別アプローチとして、組織の文化の言語化や、ミッションなどについては継続して普段から伝えていく必要があると感じました。

 

感想

まず、普段話すことのない他の会社のマネジメントメンバーと1on1について活発に意見を交換することができてシンプルに楽しかったです!

そして、ワークショップが終わったあと、1on1の効果をもっと高めることができそうだと、ウキウキして帰路についてる自分がいました。

良い体験をありがとうございました!他のマネジメントメンバーにも連携しちゃうぞー!!