Amazon S3を扱えるiOS、Androidクライアント

2014.01.05

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はじめに

こんにちは。たけかわです。先日、お客様より「タブレットからAmazon S3を使うことができないか?」という相談を受けました。私はiPadユーザーでDropboxなどのクラウドストレージはつかうのですが、Amazon S3を直接使ってはいませんでした。折角質問をいただいたので、どのようなアプリケーションがあるか調べてみました。ただ、申し訳ないのですが実際に利用しての確認までは出来ていませんので御了承ください。

Amazon S3を直接使う利点

タブレット用にクラウドストレージのサービスは幾つも出ています。Amazon S3はそれらのサービスの裏側で使われることが多いです。Amazon S3を直接使う利点は次の二つです。

  • 費用がユーザー単位ではなくディスクサイズ、転送量のため安価
  • アクセス権限を集中管理できる

多くのクラウドストレージはユーザーと利用ディスクサイズで課金されます。S3の場合IAMユーザーを作成する分には無料ですので、利用ディスクサイズと転送量のみ考慮にいれればよいです。また、各ユーザーのアクセス権限は集中的に管理できますので、利用ユーザーにはアクセスキーのみを渡し、管理者は、必要に応じて権限設定やアクセス制御を行なうことができます。Dropbox等で資料を共有する場合、アクセス制限が自由にできるすぎるという点が課題になるため、この部分はS3の利点だとおもいます。1AWSユーザーあたり5000IAMアカウントが作れます。

タブレット端末

2014年1月ですとタブレット端末として利用が多そうなものとしては

  • iPad
  • Android
  • Windows

があると思います(秋葉ヨドバシでみてきました)。WindowsタブレットについてはWindowsのアプリケーションが利用できますのでAndroidとiOSで利用できるS3クライアントを探しました。

iOS

iOS用のS3対応のアプリケーションは意外なことに少なかったです。以下のアプリケーションはS3だけでなく様々なプロトコルをサポートしています。

Android

Android クライアントとしては以下のようなアプリケーションがありました。S3Anywareの評判がよいようでした。

SDK

iOS、Android用のSDKがAmazonより提供されています。SDKを使うことで、クライアントアプリケーションにAWSの機能を組み込むことができます。

まとめ

iOS、Android用のS3クライアントアプリケーションを紹介しました。タブレットでもS3が使えることがわかりました。
実際にどのようなアプリケーションと組合せるのか? どのように利用されるのか?という点で要件がはっきるすともっとよい方法があるかもしれません。