フィールドとチャートのタイプ〜Tableauで散布図を作成する #tableau

2017.11.21

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回は散布図の作成方法と、その使用場面について、見ていきたいと思います。

散布図とは

散布図については、それこそネットを検索すれば、解説がゴロゴロ出てくるくらい、分析界隈ではメジャーな存在です。

2つのデータを縦軸と横軸にとり、それぞれの値を点にしてプロットしたグラフとなります。

Tableauにおける散布図の作成方法

Tableauには、散布図を簡単に作成できる機能がついているため、容易に作成することができます。

右上の「表示形式」というところに、散布図の項目があります。これを選択すれば、Vizを散布図の原型にしてくれます。

散布図の項目を選択するために、必要な条件は以下の通りです。

  • 「メジャー」が2個〜4個、行列に設置されていること
  • 「ディメンション」は0個以上(要するにあっても無くてもよい)

作業環境

  • MacOS High Sierra 10.13.1
  • Tableau 10.4.1

使用データ

  • Tableau付属のサンプルスーパーストア

作成方法

何の面白みも無くて恐縮ではありますが、今回は「売上と利益の相関を散布図で可視化」しようと思います。(単純でわかりやすいのと、他に良いデータがない…)

というわけで、まずは「売上」と「利益」を配置します。 すると、この時点で自動的に「散布図」が選択されていますね。

しかし、この状態は、「売上(の合計)」と「利益(の合計)」というたった2つのデータがプロットされているだけです。 データの最小単位でプロットされないと、散布図が描けません。ですので、何らかのディメンションを追加して、そのディメンション毎に点を散らばせましょう。

ここでは「メーカー」をマークシェルフの「ラベル」に持ってきます。 すると、売上と利益がメーカー毎の合計になりました。

売上が上がるほど(図の右にいくほど)、利益も高い傾向にありそう…と、何となくは思いますが、実際のところはどうなのでしょうか? Tableauには「傾向線」という機能があり、これを引くことで相関係数を算出することが出来ます。

左上のメニューから「アナリティクス」タブを選択し、その中にある「傾向線」を散布図にドラッグします。

すると、傾向線が引かれます。傾向線にカーソルを合わせると、相関に関する統計値も表示されます。

統計学の説明を、本エントリ内で深く説明はしませんが、このデータの売上と利益には相関関係が見えますね。

散布図の使用場面

とにかく「あるデータ」と「あるデータ」の関係を探りたい場合は、散布図の出番だといえます。

  • 「会員数」×「売上」
  • たくさん登録させられれば、売上も上がるのか?…とか
  • 「クリック数」×「CV数」
  • たくさんクリックさせられれば、コンバージョンも増えるのか?…とか

おわりに

Tableauにおける散布図の作成を見てきました。 今回はいつものTableau付属データでやりましたが、ぜひ他のデータでチャンレジして見てください。

参考リンク

Tableau_散布図の作成