[Android Tips] Android Asset Studio でアセットをラクラク作成

2013.07.08

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Android Asset Studio とは

asset_studio

Android Asset Studio は Android アプリのアセット (アイコン素材やスタイルなど) をブラウザから生成することができるツール群です。アプリアイコンの作成から Notification 用のアイコン、また ActionBar のスタイルなどいろいろな素材を作ることができます。いろいろあるのでまとめてみました。

Launcher Icon Generator

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-launcher.html

launcher_icon_generator

ランチャーアイコン作成ツールです。手持ちの画像から各画面密度ごとのアイコンファイルを作成することができます。手持ちの画像がなくてもクリップアートとしていくつかのデフォルトアイコンを元に作成することもできるのでデザイナーが居なくてもちょっと見栄えのいいアイコンを作ることができます。最近のアップデートでベベルエフェクトがかけられるようになり、表現力が増しました。プレビューも背景の上に重なっているので、実際にインストールしたときの見え方も確認することができます。ADT にも含まれているツールですが、ブラウザから手軽に使いたいときに使えます。

Action Bar and Tab Icon Generator

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-actionbar.html

action_bar_and_tab_icon_generator

ActionBar 用アイコン作成ツールです。3.0 から導入された ActionBar のアイコン用の素材を作成することができます。こちらもクリップアートから作成することができるので気軽に使えます。テーマも Holo Light か Holo Dark か選択できるので自分のアプリに合わせた画像を作ることができます。

Notification Icon Generator

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-notification.html

notification_icon_generator

Notification (通知バー) 用アイコン作成ツールです。Notification のアイコンは 3.0 以降とそれ以前とでサイズが若干違うので厄介なんですが、このツールではひとつの素材からそれぞれのバージョンに適したアイコンを (かつ各画面密度ごと) 作成してくれます。とても便利ですね!

Generic Icon Generator

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-generic.html

generic_icon_generator

一般的なアイコン作成ツールです。上記以外のケースで各画面密度ごとの画像を作成したい場合に使います。こちらもクリップアートから大きさやパディング (dp指定)、色などを指定しながら作ることができます。大きさが自由に決められるのでどんな場面でも使うことができますね!

Tab Icon Generator (pre-Android 3.0)

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-tab.html

tab_icon_generator

3.0 未満のバージョン用の Tab アイコン作成ツールです。活性状態 / 非活性状態のそれぞれのアイコンを作成してくれます (もちろん XML の selector の素材も作ってくれます)。あまり使うケースは少なくなってきてるとは思いますが、対応が必要なときに使いましょう。

Menu Icon Generator (pre-Android 3.0)

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/icons-menu.html

menu_icon_generator

3.0 未満のバージョン用の Menu アイコン作成ツールです。3.0 未満のオプションメニューで使うアイコンを作成してくれます。ドロップシャドウやグラデーションなどを付けてくれるのでとっても簡単に作成することができます。

Device Art Generator

for Nexus devices
http://developer.android.com/distribute/promote/device-art.html

device_art_generator

for Other devices
http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/device-frames.html

device_frame_generator

アセット作成ツールではないですが、一緒に掲載されていたのでこちらも。キャプチャ画面を端末画像付きの画像に合成してくれるツールです。キャプチャ画像を対象の端末のアイコンにドラッグ&ドロップするだけなので操作も非常に簡単です。シャドウの有無やグレアの有無もカスタマイズできます。ただし対象のデバイスと同じ幅・高さで用意する必要があるので注意してください。

Simple Nine-patch Generator

http://android-ui-utils.googlecode.com/hg/asset-studio/dist/nine-patches.html

9patch09

9-patch の画像作成ツールです。ドラッグ&ドロップだけで 9-patch の画像を作成することができます。固定するポイントが複数指定できないなど制約はありますが、ブラウザから気軽に使いたいときに便利です。

Android Action Bar Style Generator

http://jgilfelt.github.io/android-actionbarstylegenerator/

action_bar_style_generator

ActionBar のテーマ作成ツールです。任意のプロパティが設定された画像・XML素材を一発で作成してくれる便利ツールです。ActionBar のスタイルはちょっと複雑で何を設定するとどこが変わるのか分かりづらいところがありますが、このツールはプレビューが出てくれるのでとっても分かりやすいです。しかも ActionBarSherloc にも対応させることができます!カスタマイズの仕方のテンプレートにも活用できるので ActionBar をカスタマイズしたいときは必携です。

Android Holo Colors Generator

http://android-holo-colors.com/

holo_colors

Holo テーマを好きな色にカスタマイズしたスタイルを作成するツールです。どのウィジェット (Button とか EditText とか) のスタイルを作成するか個別に ON / OFF できるので、本当に必要な素材だけ作成することができます。9-patch があたった状態で作成されますし、XML の selector なども自動で全部作成してくれるのでめちゃめちゃ便利です。使わない手はないですね!

まとめ

Android Asset Studio にはアセット作成を効率的にしてくれるツールがいっぱいあるので、それぞれ必要な場面で活用していきましょう!ちょっと見ないうちにバージョンアップしていたりするので要チェックです。