macOSでのReactNative導入用Ruby環境セットアップ手順の備忘録

オープンソースのReactNative製アプリケーションをビルドしようとしたものの、環境設定で相当な時間が掛かっていました。再度設定する場合に頭を抱えるのが目に見えているので、備忘録として書き出しました。
2024.02.29

Bluesky公式クライアントの日本語翻訳反映、及びサードパーティクライアントGraySkyの動作確認を目的にてM1 MacBookAirにビルド環境を設定していました。ともにReactNative製です。

今回ビルドしたクライアントはRuby 2.7.6のほか、幾つかの依存ライブラリへパスを通す必要があります。先ずの環境設定でかなりの手間が掛かっていたので、備忘録として書き起こしてみました。

アプリケーションのインストール

HomeBrew及びXCodeをCommandLineを含めてインストール完了させておきます。その後、rbenvをHomeBrew経由でインストールします。

brew install rbenv

クライアントに必要な依存ライブラリは各リポジトリ内のセットアップ手順を参照してください。

ローカル環境設定

当初はzshrc等に設定されている環境変数の値では正常に完了できませんでした。そこでリポジトリをcloneした後、ディレクトリ内で値を決め打ちにて環境変数を設定します。

eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
export PATH="$HOMEBREW_PREFIX/opt/bison/bin:$PATH"
export LDFLAGS="-L$HOMEBREW_PREFIX/lib"

export CPPFLAGS=""
export optflags=""
export OPENSSL_CFLAGS=""
export RUBY_CONFIGURE_OPTS=""
rbenv install 2.7.6
exec $SHELL -l

以下の記事を参考にしました。

あとがき

ローカル環境のセットアップで相当な時間を取られましたが、完了してしまえばクライアントのビルドは直ぐでした。

zlibのパスが通らない、等で困っている場合の参考になれば幸いです。