【レポート】データ準備に最適なAlteryxソリューション – AI Experience 2019 Tokyo #aiexperiencetokyo
2019年11月20日(水)、ザ・プリンス パークタワー東京にてDataRobot, Inc.主催の「AI Experience 2019 Tokyo」が開催されました。
本エントリでは、アルテリックス・ジャパン合同会社 酒井信吾氏によるセッション「データ準備に最適なAlteryxソリューション」をレポートします。
目次
セッション概要
アルテリックス・ジャパン合同会社 酒井信吾氏
- アルテリックス・ジャパン合同会社でエンジニアとして活躍されている酒井様のセッションです。
セッション概要
Alteryx Designerをはじめとしたデータ活用に最適な製品群を展開するAlteryx社の概要と、DataRobotなどで活用するデータの準備として誰でも使用できるAlteryx Designerについてご紹介いただきました。
セッションレポート
データ分析の前段階としてデータの準備を効率的にするためのソリューションのご紹介。
会社概要
Alteryx社は人口統計を扱うコンサルティング会社としてスタート。設立当初から膨大なデータを扱っており、現在にも活かされています。2006年にAlteryxというデータのプレパレーションツールを発売し、その後社名自体をAlteryxに変更。
- アナリストの分析業務において、約40%の時間がデータを探すためだけに使われている
- データを一元的に管理している企業は6%、ほとんどの企業は分析担当者が分散されているデータソースから探している
- データを収集したあとも非効率的なツールを使った手作業が行われる
- 北米の企業では、年間約600億ドルを費やしている
- 全体の工数の約80%がデータの準備に費やされている
- 再利用できるものは13%程度
Alteryx Designerではデータ加工や分析機能を提供。Alteryx Designerでワークフローを作成し、Alteryx Serverを使って作成者以外のユーザに共有する。Alteryx Connectではデータソースや分析結果を検索して見つけることが可能。Alteryx Promoteでは、Alteryx Designerを通じてデータを分析。銀行系では、ローン審査の結果の合否の判定にPromoteを導入しているところもある。
ガートナーは3つのカテゴリに分類している。水色の部分がデータの準備やETL、黄緑色の部分がBIや可視化、ピンク色の部分が高度な分析のカテゴリになっている。Alteryxは3つのカテゴリの中心に位置しており、機能を網羅している。
従来の分析ライフサイクルでは、IT担当者が必要なデータを準備し、その後はそれぞれのスペシャリストがばらばらなツールを使う。Alteryxを使った分析ソリューションでは、アナリストがデータの加工から分析といった一連の作業を完結でき、これをセルフサービスとして位置付けている。
ガートナーマジッククアドラント、横軸は製品の先進性、縦軸は実行能力を表している。DataRobotは先進性、Alteryxは実行力が高い製品と評価をいただいている。
ユーザから高い評価をいただいているおり、多くのユーザにご活用いただいている。
Alteryx Designerのご紹介
DataRobotでデータを活用するために、データの準備が必要になる。Pythonでコーディングするなど属人化せずに、誰でも使える仕組みとしてAlteryx Designerがある。SalesforceやOracleなどの異なるフォーマットからデータを入力し、ブレンドして、様々なデータフォーマットに出力できる。
データの入力から出力まで、全てツールを配置して行える。GUI上で完結しており、コーディングを行わないため、誰でも使用できる。また、他の人が作ったワークフローであっても、入力データを変えて使用することができる。
データの準備だけで60以上のツールを用意している。
まとめ
スライドでご紹介いただいた後は、Alteryx Designerの画面を用いてのデモ。短い時間のデモでしたが、ツールの配置や設定、データの処理がすらすら行えるということを見せていただきました。
Alteryx社の製品群の中でも主力であるAlteryx Designer。この製品がその利便性ゆえにユーザから高い支持を得ていることのご紹介となりました。セッションにご参加いただいた皆様に、少しでもご興味を持っていただけたなら幸いです。
おまけ
本セッションはランチセッションとなっており、セッションの参加者にはお弁当が配布されました。中身はサンドイッチとから揚げ!
また、セッションの他にはブース出展もしておりました。ノベルティは、以前Tableau Data Day Out 2019でも配布し、ご好評いただいたトートバッグです。
大変多くのお客様にお越しいただきました!
セッション、ブースそれぞれご参加いただいた皆様、ありがとうございました!