[Amazon Route 53]初めて知ったALIASレコード利用時のTTL
コンニチハ、千葉です。
Route53には、独自に拡張したレコード「ALIAS」があります。
ALIASレコードの詳細については上記ブログを参照ください。
ALIASレコードを設定していて、「あれ、TTLを設定する項目がないなぁ」と思って調べてみました。
エイリアスリソースレコードセットが CloudFront ディストリビューション、Elastic Beanstalk 環境、ELB ロードバランサー、または Amazon S3 バケットを指し示す場合は、有効期限 (TTL) を設定できません。Amazon Route 53 は、CloudFront、Elastic Beanstalk、Elastic Load Balancing、または Amazon S3 の TTL を使用します。
ALIAS先のTTLに依存するようです。では、CloudFront、Elastic Beanstalk、Elastic Load Balancing、Amazon S3のTTLってどれくらい?というところを調べてみました。
調べてみた
CloudFront
CloudFrontのドキュメントを調べてみましたが記載がなかったので、digコマンドで調べてみました。
local$ dig xxxxxxxxxxx.cloudfront.net ※略 xxxxxxxxxxx.cloudfront.net. 60 IN A xx.xx.xx.xx
60秒のようです。
Elastic Beanstalk
Elastic Beanstalkのドキュメントを調べてみましたが記載がなかったので、digコマンドで調べてみました。
local$ dig sample-env.xxxx.ap-northeast-1.elasticbeanstalk.com ※略 sample-env.xxxx.ap-northeast-1.elasticbeanstalk.com. 60 IN A xx.xx.xx.xx
60秒ですね。
Elastic Load Balancing
ELBのTTLは60秒でした。
DNS レコードの有効期限 (TTL) は 60 秒です。これは、ドメイン名を解決した DNS サーバーは、レコード情報を 60 秒間キャッシュに保持することを意味します。
一応、ALB、CLBそれぞれでdigを引いてみました。
local$ dig alb-xxxxxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com ※略 alb-xxxxxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com. 60 IN A xx.xx.xx.xx local$ dig clb-xxxxxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com ※略 clb-xxxxxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com. 60 IN A xx.xx.xx.xx
digで引いても60秒ですね。
Amazon S3
S3のドキュメントを調べてみましたが記載がなかったので、digコマンドで調べてみました。
local$ dig xxx.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com ※略 s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com. 3 IN A xx.xx.xx.xx
S3のTTLは3秒でした。
まとめ
まとめると以下でした
- CloudFront:60秒
- Elastic Beanstalk:60秒
- Elastic Load Balancing(ELB):60秒
- S3:3秒
ALIASレコード利用時は上記のTTLになります。以上です!