[AWSトレーニング]Practical Startup Workshopを勧める5つの理由

[AWSトレーニング]Practical Startup Workshopを勧める5つの理由

AWS認定トレーニング「AWS Practical Startup Workshop」についての概要とお勧めポイントを紹介します。
Clock Icon2021.07.07

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AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。

みんな、温泉入ってますかー? (挨拶

今日はAWS認定トレーニングの中から、「AWS Practical Startup Workshop」についてご紹介します。

AWS認定トレーニングとは

AWS認定トレーニングは、AWSの公式トレーニングメニューです。 クラスメソッドも2021年1月から提供しています。

次のような特徴があり、

  • AWSのトレーニングチームが開発/アップデートをしている
  • 世界中の企業が技術者育成に活用している
  • AWSとAWSが認定したパートナー企業(ATP)が提供できる
  • 専用カリキュラムに合格したトレーナー(AAI)が登壇できる

下記のようなトレーニングコースを提供しています

AWS Practical Startup Workshopとは

EC2/RDSを中心とした基本的なWEBアプリケーション構成を、徐々に拡張しながら進めるハンズオン中心のコースです。 アプリケーション開発に携わるエンジニアにはぜひ体験してもらいたい、一押しのコースです。

ハンズオンの内容

1 シングル構成構築

まずはシンプルなEC2+RDSの構成を構築します (アプリケーションはWordPressを利用します)

  • セキュリティグループ作成
  • サブネットグループ作成/RDS構築
  • EC2(Webサーバー)起動
  • Session Managerの利用/WordPressインストール

2a S3の利用

S3環境を構築、アプリケーションから利用します

  • S3バケット作成
  • S3アクセス権設定(IAMロール)
  • アプリケーションのの設定(S3用PlugInのインストール)
  • インスタンスメタデータの参照

2b 冗長構成構築

EC2/RDSを複数AZに配置し、可用性を高めます

  • ALB作成
  • カスタムAMI作成
  • EC2(Webサーバー)2台目起動
  • RDS Multi-AZ有効化
  • ALB動作検証
  • RDSフェイルオーバー動作検証

3 モニタリング

CloudWatchを利用したモニタリングを体験します

  • CloudWatch標準メトリクスによるモニタリング
  • CloudWatchエージェントのインストール(SSM Run Commandの利用)
  • CloudWatchエージェントの設定/実行
  • アラームの設定
  • CloudWatch Logsによるアプリケーションログの管理

4 オートスケーリング

オートスケーリング環境を構築し、負荷を与えて動作検証します

  • 起動テンプレート、オートスケーリンググループ作成
  • オートスケーリンググループの動作確認
  • スケーリングポリシー作成
  • 負荷テストサーバー構築、オートスケーリング検証
  • RDSのスケールアップ

5 バックアップ・リストア

ここまで構築した環境を、シンガポールリージョンにバックアップし、再構築(リストア)する流れを体験します

  • DBサーバースナップショット、リージョン間コピー
  • AMIリージョン間コピー
  • CloudFormationによるリストア環境の構築
  • 設定変更、動作確認

お勧めする5つの理由

[1] 凝縮した内容

WEBサービスを開発/運用するにあたって、役に立つ内容が適切にピックアップされて、1日のコースにまとめられています。 この内容を体験しておけば、AWSを活用したアプリケーション開発をスムーズに勧めることができます。

[2] セキュリティへの考慮

Systems Manager、パラメータストア、Run Commandなど簡単にセキュアな対応ができる手段を利用しています。よりセキュアな構築方法を身につけることができます。

[3] 時間のバランス

限られた時間で有意義な体験ができるように、VPCの構築や、CloudWatchエージェントのパラメータ設定などは、あらかじめ準備されたものを利用できるようにハンズオンが設計されています。

[4] 丁寧なハンズオン手順

ハンズオンは、手順書とAWS環境がセットで提供されて、手順を読みながら進めていきます。 この手順書が丁寧に書かれていて、内容を理解しながら、手を動かせる構成になっています。

[5] 日本限定

このコースは、日本のAWSメンバーによって開発された、日本限定のコースです。 そのため、説明用の構成図も日本語で詳しく説明されていて、わかりやすい内容になっています。 (丁寧なハンズオン手順もこのためだと思います)

まとめ

「AWS Practical Startup Workshop」についてご紹介してきました。 こちらのブログに、コースの選び方もまとめています。ぜひご参考にして、多くの方に体験いただければと思います。

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