ChatGPTのGPT Builderでやりとりを全て日本語化する簡単な方法

はじめに

先日、ChatGPTのUIや機能が大幅にアップデートされました。特に、独自のGPTを対話形式で簡単に作成できるGPT Builderは注目されています。ChatGPT Plusを契約しているユーザーは順次使えるようになっていますので、今回早速使ってみました。日本語での依頼に対して正しく理解されていることは確認できましたが、応答が英語になりがちです。そこで、ちょっとした指示をするだけで以後のやり取りが全て日本語になる方法を見つけたのでご紹介したいと思います。

3行まとめ

  1. GPT Builderは、簡単にオリジナルのGPTを作れるサービス
  2. GPT Builderは、日本語の指示を受けることができるが、応答は概ね全て英語になっている。
  3. GPT Builderに、簡単な指示をすると以後全て日本語のやりとりになる。

GPT Builderを使ってオリジナルのGPTを作成してみる

左上部のメニューからExplorerを選択します

My GPTsからCreate a GPTを選択します

初期設定となっている英語と日本語のやりとりを確認します

英語で質問しても日本語で質問しても、応答は英語となっています。

全ての応答を全て日本語にしてもらいます

GPT Builderの設定変更を依頼します。 「以後、GPT BUilderの全ての応答を日本語でお願いします」

GPTの設定が更新されていることがわかります

プロフィールのタイトルと画像の提案に応答します

日本語の設定が終わると、ChatGPTからプロフィールの画像と紹介文について提案がきますので、「いいですね」と回答をしてみました。それっぽい画像と紹介文になっています。 この画像や紹介文はいつでも変更可能です。

プレビュー画面の表示や会話が全て日本語になりました

実際のチャットも全て日本語になっていますね。言語からくるコンテキストも日本にフォーカスしているように見えます。

まとめ

オリジナルの設定やデータソースを組み込んだGPTを作成することができるGPT Builderは非常に強力なサービスになると思います。初期表示では英語のため少しとっつきにくさを感じてしまうかもしれませんが、GPTは特定の言語に依存せずに自由な会話ができますので、ちょっとした指示をすることで、使い慣れた言語で自然にやりとりができるようになります。

実は、何度か初めから使ってみたところ、特に日本語を指定しなくても設定を変更してくれることがありました。また、応答する言語は不安定というか、GPTが良くも悪くも空気を読んで使い分けしているようでしたので、事前に言語が決まっているのであれば、明確に指示をすることでGPTはその設定に従ってくれます。

このように、ChatGPTは、あいまいさを許容する人間的なインタフェースが革新的なのですが、逆に曖昧さを排除することも設定によりある程度実現できるので、本当に素晴らしいサービスだと改めて思いました。

参考資料

OpenAI Documents - Introducing GPTs