[新機能]Fivetranで最短1分毎の同期が可能になりました

2023.09.20

さがらです。

9月18日のFivetran社のブログにて、Fivetranが1分毎の同期に対応することを発表しました!

本記事ではどのように設定するのかと、1分毎の同期を行いたい場合の注意事項について説明します。

設定方法

設定方法ですが、対象のコネクタのSetupタブから、Settings欄でSync Frequency1 minuteにするだけでOKです!

注意事項

一方、1分毎に同期する場合の注意事項もありますので、以下にまとめます。

Enterprise以上のエディションでの契約が必要

1分毎に同期をする場合には、Enterprise以上のエディションでの契約が必要となります。

2023年9月20日時点では、1つ下のStandardプランだと最短15分ごとの同期となりますので、この点だけご注意ください。

1分毎に同期する場合のコストについて

1分毎に同期することで、よりリアルタイムに近いデータ転送が可能となりますが、その分DestinationとなるDWHのコストが発生します。

具体例を挙げると、Snowflakeのようなコンピュートリソース(ウェアハウス)が動いた時間だけ課金されるタイプのDWHを使用されている場合、基本的にコンピュートリソースが24時間動き続けることになるため課金額が大幅に増加します。

そのため、やみくもに1分毎など短時間の同期頻度を設定するのではなく、対象のデータの活用用途に応じて、同期頻度を設定するようにしましょう!

使用できるコネクタについて

こちらの公式ドキュメントの「Sync frequency and scheduling」の項目に説明があるのですが、2023年9月20日時点、以下のコネクタについては1分ごとの同期に対応していないようです。

  • Adobe Analytics
  • Anaplan
  • AppsFlyer
  • Braintree
  • Eloqua
  • Facebook Ads
  • Facebook Pages
  • Freshservice
  • Google Ads
  • Google Analytics
  • Google Analytics 4
  • Instagram Business
  • Kustomer
  • LinkedIn Ads
  • Mailchimp
  • Marketo
  • Medallia
  • Mixpanel
  • Pardot
  • Qualtrics
  • Reddit Ads
  • Salesforce Marketing Cloud
  • Snapchat Ads
  • SurveyMonkey
  • The Trade Desk
  • TikTok Ads
  • Twitter Ads

最後に

簡単ですが、Fivetranが1分毎の同期に対応したので、その設定方法と注意事項をまとめてみました。

よりリアルタイムに近い同期を行うことで、現状のデータに沿ったアクションを取りやすくなると思います。Fivetranのトライアルでも1分毎の同期を試すことは出来ますので、ぜひ触ってみてください!