[Tips] VS Codeのリモート開発環境で拡張機能がインストールできない事象に遭遇したので対応してみた

2023.03.16

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こんにちは!DA(データアナリティクス)事業本部 サービスソリューション部の大高です。

私は普段、VS Codeのリモート開発機能を利用してコンテナ環境で開発を行っているのですが、最近この環境で拡張機能のインストールや更新がエラーを起こしてしまうことに気が付きました。

今回、この事象について対応をしたので、対応方法を残しておきたいと思います。

前提条件

私が利用している環境などの前提条件としては、以下の条件となります。

  • OS
    • macOS Monterey
  • VS Code
    • 1.76.2
  • リモート開発
    • ローカル環境で実行しているDockerコンテナ環境に接続して開発をしている

エラー内容

拡張機能をインストールしようとすると以下のようなエラーが発生して拡張機能の更新やインストールができませんでした。

Unstructed: Signature: Unstructed

対応方法

以下にワークアラウンドが記載されていました。

こちらに記載されているように、リモート開発環境において以下のように設定をすることで回避が可能です。

.vscode-server/data/Machine/settings.json

{
    "extensions.verifySignature": false
}

なお、この設定は標準的な設定にないものらしく、コードを入力中のサジェスト機能は働きませんでした。

また、同様にして私はコンテナ環境でリモート開発をするための設定ファイルdevcontainer.jsonで拡張機能の設定を行っていたので、実際には以下のように設定をしました。

.devcontainer/devcontainer.json

{
  "customizations": {
    "vscode": {
      "settings": {
        "extensions.verifySignature": false
      }
    }
  }
}

この設定をすることで、結果的にはリモート環境で.vscode-server/data/Machine/settings.jsonに設定が行われて、拡張機能をインストールすることができました。

まとめ

以上、VS Codeのリモート開発環境で拡張機能がインストールできない事象に遭遇したので対応してみました。

もし同じ事象に困っている方がいらっしゃったら参考になればと思います。

どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!