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「ITエンジニアこそ筋トレをやるべき理由 徹底解説(With Google Cloud)」というタイトルで登壇しました。 #devio2023

ブログでは登壇の一部をご紹介します。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。日頃から、筋トレというなの「パッチ」を身体のセキュリティとして充てがいましょう。
2023.07.12

資料

※資料の訂正
ちなみに、jast do itはウケ狙いのための施策であり、実際にはjust do itになります。
CGEGCEになります。(Google Cloudで使用できるVMサービスのこと)

関連ブログ

Dev.IO岡山編ブログも投稿しているのでご覧ください。(こちらはGoogle Cloud × Azureです)
「Cloud IdentityとAzure ADの基礎を比較」というタイトルで登壇しました Vol1 #devio23

関連Youtube

Devio2023で登壇した時の資料をもとに公式でYoutubeを公開しました。(1.25倍速がおすすめ)

なぜ筋トレ×ITセッションを選んだのか

新卒の時に長らくインターンをしていた経営コンサルタント営業の内定を辞退し、トレーナーの道を選んだ過去があります。
そこから約4年ほどパーソナルトレーナーとして活動をして、IT業界へ来たので、この題材を選びました。

登壇した時のロール

9割がトレーナーの私、1割がエンジニアとしての私で登壇しました。
ただこれは、ITをないがしろにしているわけではなく、登壇する気持ち立ち振る舞いに気合を入れよう、という意味でトレーナーの割合を増やしました。

そして、エンジニアこそ筋トレをやるべきである理由を論文経験をもとに紹介しました。
一見ふざけていそうなタイトルですが、必ずあなたのためになる 筋肉×ITブログ(セッション) を目指します。(Google Cloudも通して

【※注意】
このブログで書いてあることは当日にお伝えしたことのほんの1/3程度ですので、あらかじめご了承ください。

はじめに

ここでは、簡単になぜITエンジニアと筋トレに関連性を見出したのか、について語ります。

特性的根拠が似ている(IT知識と筋繊維の成長は同じ)

1.やればつくもの

IT業界(エンジニア職)は資格試験や案件成果などの努力が給与や評価に反映されやすく、筋トレは継続して毎日のトレーニングを積み重ねていけば必ず身体に現れるもです。

2.すぐには結果がでない

ただ、どちらも一定以上の期間継続力がないと結果として目に見えるまでには成長できません。

3.根拠ある事実が大事

そしてただ単に継続しているだけでは、真の実力はどちらもつきません。筋トレは科学的根拠がなければ効率の良い筋肥大やダイエットはできず、ITは結果に対する確実なアプローチを踏まないとお客様に説明もできず、資格試験に合格もできません。

特性的根拠が似ているで伝えたかったこと

ITと筋トレはメンタルの持ち様がかなり似ている。それによりITエンジニア(IT業界に携わる人含む)は筋トレに親しみやすい、と言うことは筋トレを毎日の習慣にしやすい。

相互的なメリットがある

筋トレのためのIT

あらゆる物を筋トレ用具として扱える思考力が身につく

私はエンジニアになり、思考力が以前よりも身についたことに気づきました。
そしてそれを筋トレへのメリットとして置き換えた時に、あらゆる物が筋トレ道具に見える様になったのです。

実際にエアロバイクで下半身のトレーニングだけではなく、背中や胸のトレーニングをしています。(しかもガッツリ負荷を乗せられている)

物事の本質を独自で捉え、その物の使い方の固定概念に囚われない視点こそ、ビジネスにも直結するのではないでしょうか?

ITのための筋トレ

デスクワークでも太らない身体、脳に血流を回せる人体ポンプで明朗な頭脳に(特に脚筋)」

エンジニアにとってはこちらの方が重要な考え方です。
筋トレによるメリットが、表面上の身体(スタイル向上)、内面上の身体(健康)、どちらにも寄与してくれます。

特に脚の筋肉を鍛えることにより、脚が第二の心臓になり、栄養を身体の隅々まで運んでくれます。(脳にも血流まわる = 頭良くなる)

デスクワークや通勤で歩くだけの生活の一部に、筋トレ有酸素といった運動を組み込むだけで、今よりも120%仕事だけではなく、私生活の生産性を高めてくれます。

エンジニア(仕事)としての生産性の向上

ここからはどの様にすれば筋トレでエンジニア(仕事)としての生産性の向上を目指せるのかについて、科学的根拠に基づいてお伝えしていきます。

2つの論文から運動による認知機能向上を解説

論文①

日本人における中強度有酸素運動による脳由来神経栄養因子の反応に関する研究

論文②

間欠的運動における強度の違いがサッカー選手の認知機能に及ぼす影響

論文の数値や結果は重要ではない

ただしここで1番お伝えしたいのが、「しっかりとこういう論文でも運動と認知の関係性について取り上げられていますよ」という事であり、論文で実証されている結果と数字にフォーカスを当てている訳ではありません。

実際の登壇では論文の説明後に運動による脳機能向上のメカニズムを詳しく解説していきましたが、ブログでは論文の内容自体は割愛します。

簡単に結果だけお伝えすると、「有酸素運動は記憶力を向上させる」、「中強度の運動は認知機能を向上させる」というものになります。

次の題からが本題です。運動による認知機能向上のメカニズムを科学的根拠に基づき、解説していきます。
(ここからは本編のセッションよりも、かなり凝縮してお伝えします)

筋トレでBDNFの分泌

脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質になります。
このBDNFが増えると頭が良くなります

それを筋トレや運動でガンガン分泌させようじゃないか、というのが本題です。ただし、筋肉そのものが分泌するのはカタプシンというマイオカインです。

メカニズムとしては、運動マイオカイン(カタプシン)BDNFという順に分泌され、筋トレや運動は間接的にBDNFの分泌に寄与します。

BDNFの効果

神経細胞の生存・成長・シナプスの機能亢進などの神経細胞の成長を調節する脳細胞の増加には不可欠な神経系の液性蛋白質である。 BDNFは、脳の中では、海馬、大脳皮質、大脳基底核で活性化されている。それらの部位は、学習、記憶、高度な思考に必須の領域である。

脳機能の活性化、脳神経を増やす、古い神経の修復...etc。

その他のマイオカインの効果

運動により筋肉が収縮するとIL-6(インターロイキン6)というマイオカインが放出されます。
IL-6(インターロイキン6)は運動後に筋肉から放出される最もよく知られたマイオカインであり、効果としては脂肪燃焼炎症反応抑制などの働きをしてくれます。

ただし、IL-6(インターロイキン6)の過度な分泌は身体の炎症となってしまい、糖尿病やがんなどの病気の際にはIL-6のレベルがあがるという事実もあります。

ここから言えることは、程よい筋トレや運動がおすすめということです。

筋トレで成長ホルモンの分泌

筋トレや運動により、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。
役割としては、筋肉や骨の成長、脂肪の分解、糖質の利用促進などを調整する機能を持ちます。

肝臓でIGF-1(インスリン様成長因子)に変換され、インスリンと似た働きを持つことから体全体の細胞の成長や分裂、特に骨や筋肉の成長に大きな関与することで知られています。

成長ホルモンの効果

  • 筋肉の成長と回復
  • 骨密度の維持
  • 脂肪分解とエネルギー利用
  • 糖質管理(血糖値の調整)

Google Cloud

さて!!なぜここまで登壇紹介のブログを引き伸ばしたかというと、Google Cloudのご紹介までをブログの文字で残したかったからです。
ですが一点、先にお伝えしておきたいことがあります。

お客さまのためソリューション

クラスメソッドの代名詞は「AWS」です。
ではなぜGoogle Cloudも取り扱うのかというと、それは「お客さまのニーズ」を満たすためです。

昨今、社内でのクラウド利用が進む中で、「このクラウドのこのサービスをポイントで使用したい!!」という需要やお客さま自身で引き出すことが出来ないような潜在的なメリット、デメリットもキャッチアップし、クラスメソッドの付加価値を提供し、サポートさせて頂きたいという思いがあります。

その中で、Google Cloud担当する立場として私は、お客さまへ向けてGoogle Cloudの良さをお伝えし、伴走できる様なエンジニアを目指したいと思っております。

ここからはGoogle Cloud(以下、GCP)の機能を紹介しながら、筋トレの重要性について語ります。

筋トレをしていない身体=脆弱な環境のGoogle Cloud

筋トレをしていない状態はいわば、組織なし単一GCEf1-micro の状態でグローバルからアクセスされるアプリケーションを動かしているのと同じ、という状態です!

組織が無い状態 = 組織ポリシーなどがなく、セキュリティがまっさらな状態です。

筋トレをした身体=最強インフラ環境のGoogle Cloud

筋トレをした身体は、カスタムマシンを定義して、独自に必要なリソースを調達した「コスト効率と利便性」を確保したVM上でアプリを実行している状態といえます。

そして、オートスケール自動修復を備えるMIGも使用してグローバルロードバランサーで世界からの通信を捌いている最強のインフラを兼ね備えた最強のアプリケーションといえるでしょう。

しかも、GCPのグローバルロードバランサーを使用すると、1つのグローバルIPで複数リージョンで数種類のバックエンドを配置できるのです。(Serverless NEG、MIG、Internet NEG、Cloud Storage

このバックエンドの種類の多さは、筋トレやスポーツ、有酸素運動とさまざまなバックエンドの運動により、健康の向上を図るという健康の負荷分散と同じですね。

グローバルVPC

先ほど、グローバルアクセスというワードが出ましたので、最後にGoogle Cloudの長所の1つと言っていい、グローバルVPCの説明と筋肉をかけてお話ししましょう。

グローバルVPC、それはGoogle Cloud内の全世界のリージョンを跨いで、1つのVPCのみを定義できるということです。

他のクラウドでは、1リージョン内でのみVPCを定義しなければならないため、VPCはリージョナルサービスになります。

グローバルVPCのメリット

では、グローバルVPCって、何のメリットがあるの??そう思った方もいると思います。

かなり端的にいうと、
「管理の煩雑さを軽減してくれて、ネットワークのセキュリティ向上が見込める」、このような言葉が個人的には当てはまるのかなと感じます。

下記に箇条書きでまとめます。

●サブネット間の通信がGoogle Cloudのプレミアム階層のネットワークを使用して高速でセキュアな通信が可能

●例えば、アジアのリージョンとヨーロッパのリージョン間でVPCピアリングをしなくても内部IPで通信ができる

●BigQueryなどのAPIサービスとVPCサービスコントロールで繋ぐ場合にも、1ヶ所のホストVPCのみルールを適応すればいい(簡単で/No more煩雑

共有VPCを使用する際には、さまざまなリージョンのサブネットを使用できるため、ルールをリージョン間で差異がない構成が可能とする

ざっと思いつくだけあげましたが、実際に触って設定をするとなれば、さらなるメリットが思い浮かぶと思います。

筋肉とグローバルVPC

最後に、筋肉とグローバルVPCをかけた場合、どのような表現になるでしょうか??
少し違う角度の筋トレのメリットで例えてみましょう。

色々と理由は省略しますが、筋トレ=最強のコミュニケーションツールである、そう私は感じています。(全世代の会話のネタになる...etc)

そして、グローバルVPC=あらゆる可能性(各地域のサブネット)を秘めた、全世界を股にかけたコミュニティが可能(通信が可能)、そう私は感じています。

もうお分かりですよね...?
「筋トレは物理世界のグローバルなリソースであり、GCPのグローバルVPCは論理世界のグローバルなリソースであり、この二つの機能は異なる世界線で強く通じ合っているのです」


もう、これ以外、お話しすることはないでしょう。

まとめ

筋トレの継続=身体にパッチを適用していくこと

これまで紹介してきた様に、筋トレの継続は色々な作用(ホルモン、タンパク質、BDNF...etc)を引き起こし、さまざまな角度(免疫、脳機能、筋肥大...etc)から健康を維持してくれます。

これは、ITに置き換えると日々運用していくためにパッチを適用させることと似ているのではないでしょうか?
人間のウイルスもシステムのウイルスも次から次へと新しいバージョンが出てきます。

ウイルスに負けないためにも、日々のパッチ充て(筋トレ)を欠かさずやりましょう!!