mixpanelのコホートをカスタムWebhookにエクスポートする

mixpanelのコホートをカスタムWebhookでエクスポートする手順の記事です
2023.09.25

ミックスパネラーの國崎です。
今回はmixpanelのコホートをWebhookのURLにエクスポートするやり方をお伝えします。

前提条件

  • mixpanelでコホートを作れる環境である
  • mixpanelでコホートをエクスポートできる権限がある

mixpanelのコホートとは作成されたユーザーグループを言います。
コホートの使い方などについては以下記事で紹介してます。

mixpanelのコホートの作成方法・使い方を解説!

Webhook.siteでURLを発行

まずコホートをWebhookにエクスポートする際ですが、WebhookのURLを先に作成する必要があります。
Webhook.siteではアクセスするだけでWebhookを受信できるURLを自動作成してくれます。

アクセすると以下のように自動作成されたURLがコピーできます。
20230925mixpanel_webhook1

この作成されたURLにmixpanelのコホートをエクスポートしていきます。

mixpanelのコホートを作成したWebhookのURLに連携

mixpanelのIntegrationsからCustom WebhookのConnectをクリックします。
20230925mixpanel_webhook2

表示された画面のCONNECTOR NAMEには任意のコネクト名を入力し、URLには作成したWebhookのURLを入力します。
20230925mixpanel_webhook3

デフォルトでは以下のプロパティが連携されます。

  • email
  • first_name
  • last_name
  • mixpanel_distinct_id
  • phone_number

他に追加したいプロパティがある場合はPROPERTIES TO EXPORT (OPTIONAL)で追加のプロパティを選択します。
20230925mixpanel_webhook4

連携の設定が問題なければConnectedが緑の文字で表示されます。
20230925mixpanel_webhook5

続いてコホートの画面に移り、作成したコホートのメニューからExport to > Custom Webhook(設定したコネクト名)を選択します。
20230925mixpanel_webhook6

連携する同期の頻度を以下いずれかから選択します。

  • One-time export…1回限りのエクスポート
  • Recurring sync…15分に1回の同期

選択したらBegin Syncで同期開始です。
20230925mixpanel_webhook8

ある程度の時間が経過してカスタムWebhookのURLをみると、同期がされています。
20230925mixpanel_webhook9

同期されるWebhookの構造について

エクスポートされるWebhookの構造は以下です。

{
  "action": "members//コホートの全メンバー","add_members//前回の同期以降の追加メンバー","remove_members//前回の同期以降の削除メンバー"
  "parameters": {
    "mixpanel_project_id": "このコホートを生成した Mixpanel プロジェクトの ID",
    "mixpanel_cohort_name": "コホート名",
    "mixpanel_cohort_id": "コホートの一意の識別子",
    "mixpanel_cohort_description": "コホートの説明",
    "mixpanel_session_id": "このエクスポートの識別子",
    "page_info": {
      "total_pages": 指定されたセッション ID のメッセージの総数,
      "page_count": 6
    },
    "members": [
      {
        "email": "string",
        "mixpanel_distinct_id": "string",
        "first_name": "string",
        "last_name": "string",
        "phone_number": "xxx-xxx-xxxxx"
      }
    ]
  }
}

カスタムWebhookはどのような場合に使うのか

mixpanelには作成したコホートを他のSaaSプロダクトに自動連携できる機能がありますが、これはあくまでmixpanelのUI上から直接連携できるコネクタがあるSaaSのみになります。
コネクタがないSaaSプロダクトにコホートの連携をしようとすると、今回お伝えしたカスタムWebhookを使って連携して活用するやり方になります。

今回のカスタムWebhookの記事は以下のドキュメントを参考にしました。

Webhook

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