mixpanelをチームで運用する時に役立つ便利機能を紹介

2023.10.11

ミックスパネラーの國崎です。
誰でも簡単に深い分析ができる」が強みの分析ツールmixpanelですが、複数のチームで分析をしているとチームによっては「自分に不必要なデータまで可視化されていて使いづらい」と感じる方も中には出てくると思います。

例えばグローバルに展開しているアプリであれば「自国のデータだけにフィルターをかけた状態でデータを見たい」などの要望もありますよね!
そんな複数チームでmixpanelを使う時に役立つ機能があるので、今回の記事ではその機能について紹介します。

この記事でわかること

  • mixpanelのプロジェクトを用途毎に表示を切り分ける方法

プロジェクトにフィルターをかけるData Viewsの使い方

mixpanelの「Data Views」機能を使えばプロジェクトを分析したいユーザーの用途に応じてフィルターをかけ、表示を変更することが可能です。
ここでは「Data Views」の使い方について、以下お伝えします。

1.設定メニューからProject settingsを選択。
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2.Data Views>Create Data Viewを選択。
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3.作成するData Viewの名前と説明を埋めます。
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4.作成されたData Viewをクリックし、以下必要に応じた設定を行います。

Overview

プロジェクトの概要。
Editing Controlsで切り分けたData Viewの設定に制限をかけたり、Visibilityで他のプロジェクトメンバーがData Viewを見れるようにするかなどが設定できる。
DataViews20231011_4

Filters

EVENTS/EVENT PROPERTIES/USER PROFILE PROPERTIESの各データごとにフィルターをかけることができます。

Data View Users

作成したData Viewを見れるユーザーを個別に設定できます。
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Service Accounts

作成したData ViewのService Accountsを設定できます。
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Teams

作成したData Viewを見れるユーザーをTeams単位で設定できます。
DataViews20231011_8

5.作成した右上のプロジェクトボタンから選択できます。
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Data View Libraryをクリックすれば一覧から選択することも可能です。
注意点として招待されていないPrivateのData Viewは閲覧できません。
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プロパティを機密扱いにするData Classificationの使い方

mixpanelで分析しているデータ内に機密性の高いものがある場合、そのデータの表示非表示に制限を設けたいケースがあるかもしれません。
その場合は「Data Classification」を使えば、mixpanelを閲覧するユーザー毎に表示制限を設定することができます。

以下ではその使い方を教えます。

1.Lexiconを選択。
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2.機密扱いにしたいEvent Properties(またはProfile Perties)を選択してMark Classifiedを選択。
今回は例としてProfile PertiesのCityを選択してみます。
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3.翻訳を通したら添付のポップアップが表示されるので機密扱いとしてマークするをクリック。
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4.これで機密データの閲覧権限がないユーザーは機密扱いとしてマークされたプロパティが見れなくなります。
試しに閲覧権限がないユーザーでユーザープロパティのCityを選択しようとしても選択ができません。
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5.機密データの閲覧をしたい場合は、Project Settings>Project Usersで閲覧したいユーザーのClassified DataのCan Viewにチェックを入れます。
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6.Can Viewのチェックが入ったら機密データも選択や閲覧が可能になります。
DataViews20231011_16

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以上が複数チームでmixpanelを使う時に役立つ機能の紹介となります。

公式ドキュメント:Data Views & Data Classification

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