Notion でなんちゃって Learning Management System を作った

2022.09.30

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こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
e-Learning の活用が広がる昨今。自分たちの学習も似たような形で管理していきたいものです。
今回、 Notion を利用して「なんちゃって Learning Manageent System」を作って実際に部内の基礎知識の学習管理を開始してみたので記事にまとめます。

Learning Management System とは?

Learning Management System とは、教育コンテンツを管理するためのアプリケーションです。
カリキュラム、コース、コンテンツを保存したり、その内容をトラッキングできるようにしたり、テストを管理可能にしたり、受講管理をできるようにしたりなどの機能を持ちます。 e-Learning は基本このプラットフォームの上で作成、運用されます。

Notion 製 なんちゃって Learning Management System

今回、私達の部門の基礎知識の学習管理用に Notion を活用して Learning Management System を作ることにしました。
今回は簡易版の「なんちゃって Learning Management System」ということで、以下の要件を満たす範囲で実現しました。
  • コース管理
  • 各レッスンの既読管理
  • テスト管理

コース管理

学習内容はコースとして実現します。コースは複数のレッスンで構成されます。
例えば
  • コース
    • git 入門
  • レッスン
    • git の基礎概念
    • commit
    • branch
    • etc
のような構成です。
コースとレッスンはこんな感じです。
全体がコース。各行がレッスンです。
コースのページを開くとレッスン内容があります。
なお、今回はレッスン内容本体は Zenn の Book として作成したため、リンクのみ設定してありますが、 Notion のページ内にベタ書きで教材を作成するケースも想定しています。

各レッスンの既読管理

各レッスンは一つ一つ既読管理できるように、データベースのステータスで完了管理できるようにしています。

テスト管理

コースに対するテストを用意しました。
Answer を選択し、正解すると Scoring 欄に自動でチェックが入るように関数で設定してあります。
一番下の行に正解率が表示されるようになっています。

ポイント

コピーで利用

既読管理、テスト管理を有効にするためのに学習コースとテストのそれぞれをテンプレートとして作成し、コピーして利用する形式にしました。将来的に Notion が進化してコピーに頼らず Learning Management System として活用できるようになったら最高です。

Microlearning

Microlearning は学習対象を小さくして、短時間学習を可能にする手法です。
コースに含むレッスンを最小単位にしていくことで Microlearning 形式で学べるように学習コンテンツを作りました。

まとめ

Notion を利用した「なんちゃって Learning Management System」について紹介しました。
全社のオンボーディング。部内のオンボーディングなど、何かの知識をインプットする機会は多くあるかと思います。
Notion を導入している方は学習管理整備のためにお試しください。

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