NotionQAで百人一首学習サポート #Notion

NotionQAで色々試してみるアドベントカレンダー2日目。辞書のように使えるのか試すべく、小倉百人一首を取り込んでみました。流石に古文AI化までは考えていません。
2023.12.02

NotionQAで色々試すアドベントカレンダー2日目です。

NotionQAが何処までQAの対応できるのか知る一環として、試しに小倉百人一首をインポートしてみました。

ソースは以下のリポジトリです。

実際の索引に使えるようになるまで少し手間が掛かった事含めてのエントリーです。

インポートによる文字化け

先日投稿した、CSVの文字化け対処のエントリーがそれになります。

サポートに対応してもらうまでは正常な遷移が発生せず、以下のようなエラーページに飛ばされていました。

句の定義

元々CSVには上の句と下の句が定義されており、これらを求める形でのQAであれば何かしらの解がでます。問題は句全体です。元のリソース構成では定義がないため何度か試したものの解として得られません。

対処として安直ながらも関数プロパティで上の句と下の句を結合表示させてみましたが、AIへ誘導としてはこれが上手く行きました。

季語の定義

ただ、句を解として出せるようになったものの、季語等の指摘は全く不可能な状態でした。NotionAIに俳句における季語の定義がなさそうだと判ったため、以下のリポジトリからインポートしました。

季節に応じてシートが別れていたため、QAで季節判定が上手く行かず、SpreadSheetで1シート内に収めた上での取り込みとしました。

Notion上で複数DB内のレコードを結合させても良かったのですが、元のCSVにはなかった季節用カラムを追加する必要があり、セルまとめての操作がしやすいSpreadSheetを選んだ結果となります。

NotionQAが独自に紐づけてくれたのか、リレーション等は不要でした。季語の定義が入った後のQAは以下の通り。

あとがき

QAに掛けた結果を書きました。分かる人には分かると思いますが、「浅茅生の…」の句は参議等(嵯峨天皇のひ孫で、中納言源希の子)によるものです。プロパティ同士の紐づけはそこまで強くないのかもしれません。本文への記述に変更することで正答が引き出せる可能性はあります。季語についても同じことが言えます。

より踏み込んで助詞等の取り扱いもしたいところでしたが、古文解釈向けに無理してNotionQAを使うのは非効率すぎる可能性を考えて見送りました。古文QAに利用できそうなデータセットが見当たらなかったというのもあります。

辞書データを使っての地引QAが出来ることは判ったので、何か活用方法があれば試してみようと思います。