調査方法 – 観察

2024.01.06
こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
組織開発において、問題の発見や掘り下げをする上で調査をする必要があります。
調査にはアンケート、インタビュー、フォーカスグループ、観察などがあります。
今回は観察について整理します。

観察の種類

観察には大きく分けて2種類あります。
  1. 非参与観察法
  2. 参与観察法

非参与観察法

非参与観察法は、調査者が対象の集団に参加せずに観察を行う方法です。

参与観察法

参与観察法は、調査者が対象の集団に参加してに観察を行う方法です。
参与観察法には4種類あります。
  1. 完全なる参加者法
  2. 観察者としての参加者法
  3. 参加者としての観察者法
  4. 完全なる観察者法

完全なる参加者法

完全なる参加者法(Complete participant method)は、調査者が参加者になりきり、調査者とはみなされない状況で観察をする調査方法です。

観察者としての参加者法

観察者としての参加者法(Participant as observer method)は、調査者の存在が明かされた上で、調査者が観察目的で参加しつつ観察をする調査方法です。

参加者としての観察者法

参加者としての観察者法(Observer as participant method)は、調査者の存在が明かされた上で、調査者は参加せずに観察するような調査方法です。

完全なる観察者法

完全なる観察者法(Complete observer method)は、調査者の存在が明かさず上で、調査者は参加せず、観察に徹する観察法です。

組み合わせ手法

  • 観察で得た情報を元に、更に追加でインタビューを実施する
  • 観察で得た情報を元に、更に追加でアンケートを実施する

観察のメリット

観察による調査は
  • 特別な専門知識を必要とせずに調査ができる
  • インタビューや、アンケートでは、調査対象者が無自覚であったり、言語化できていない情報は取得できないが、観察の場合、行動から読み取ることができる

 

というメリットがあります。

観察のデメリット

観察による調査は
  • 参加者が観察に気づくことによって、影響がでる可能性がある
というデメリットがあります。

まとめ

調査方法の一つである観察について整理しました。

関連情報