Lookerの今後の動向・アップデート情報が盛り沢山!『Looker Vision, Strategy, and Roadmap for 2024』ロードマップ関連レポート #Looker

2024.01.26

日本時間2024年01月26日未明、Lookerの最新の製品ビジョンとロードマップ、およびLookerがお客様の以下の実現をどのように支援しているかについての説明を聴くことが出来るウェビナー『Looker Vision, Strategy, and Roadmap for 2024』が開催されました。

当エントリでは、このウェビナーを視聴した内容における『ロードマップ』の部分に焦点を当てて内容をお届けしたいと思います。

目次

 

セッション概要

[セッションタイトル]
Looker Vision, Strategy, and Roadmap for 2024

[登壇者]
・Kate Wright(Senior Director, Product Management/Google Cloud)
・Sean Zinsmeister(Director of Outbound Product Management/Google Cloud)

[セッション概要]
Looker is Google Cloud’s enterprise business intelligence (BI) platform that enables organizations to make better business decisions faster. Join this live webinar to learn about our latest product innovations, including a single unified BI offering, new features around generative AI, and new capabilities for the Looker Platform.
(Looker は、組織がより適切なビジネス上の意思決定をより迅速に行えるようにする、Google Cloud のエンタープライズ ビジネス インテリジェンス (BI) プラットフォームです。 このライブ ウェビナーに参加して、単一の統合 BI サービス、生成 AI に関する新機能、Looker プラットフォームの新機能など、最新の製品イノベーションについて学びましょう。)

During this webinar we will discuss our latest product vision and roadmap, and how Looker is helping customers to:
(このウェビナーでは、最新の製品ビジョンとロードマップ、および Looker がお客様の以下の実現をどのように支援しているかについて説明します。)

- Accelerate time to insights with a modern, cloud-native platform
 (最新のクラウドネイティブ プラットフォームで洞察を得るまでの時間を短縮します)
- Drive new opportunities, operational efficiencies, and cost savings with generative AI
 (生成 AI で新たな機会、業務効率、コスト削減を推進)
- Democratize data access and empower users to explore data on their own with ease
 (データ アクセスを民主化し、ユーザーが自分でデータを簡単に探索できるようにします)
- Drive business transformation with actionable insights
 (実用的な洞察でビジネス変革を推進)

 

セッションレポート

ウェビナー本編ではアジェンダとして『プロダクトビジョンと戦略』、『2024年のプロダクトロードマップ』、『Q&A』の三部構成となっていましたが、発表された内容(トピック)のボリュームがとても多かったので当エントリでは『2024年のロードマップ』として紹介されたものに絞って言及していきます。

 

1.完全な BI スイートとしてのLooker

 

(1-1).Looker のダッシュボードの将来:今後は"Studio Dashboard"に統合

将来的に、Lookerにおけるダッシュボードは統一される形になるようです。 ダッシュボードとアドホック分析を備えた Looker Studio の利点を Looker と組み合わせて統合エクスペリエンスとして提供されるようになります。

  • [Before]
    • Looker Studio Pro と Looker は別の製品
    • いずれも独自のセルフサービス機能を備えている
    • Looker Studio Pro の機能は Looker では利用できなかった
    • .csv アップロードなどのアドホック機能は Looker では利用できなかった
  • [After]
    • Looker Studio のアドホック機能とダッシュボードは Looker エクスペリエンスの一部になる見込み
    • Looker のお客様が利用できる、Embed を含む Duet Al 機能の基盤を構築
    • これらの新機能は Looker ライセンスの一部として提供されるようになる
    • .csv アップロード、Duet Al、その他の視覚的に魅力的な機能のサポートが Looker エクスペリエンス内で利用可能に
    • 1回のログインですべてのコンテンツにアクセスでき、両方のタイプのダッシュボードにわたって権限を設定可能

 

2.Lookerの新しいダッシュボードエクスペリエンス

 

(2-1).800以上のデータソースに対してアドホック分析を実行可能に

Ad Hoc Analysisと呼ばれる新しいセクションを使用して、Looker Studioで扱っている800以上のソースに接続できるようになるようです。選択したデータに接続し、そこからダッシュボードを作成できるし、もちろん、それらのダッシュボードを参照して管理することも可能となります。

  • 更新されたインターフェースの「アドホック分析」セクションで、LookMLモデルに基づいてオンザフライ分析を実行
  • CSVや各種データベース、その他のクラウドアプリケーションを含む、800以上のLooker Studioデータコネクタに接続可能

 

(2-2).すべてのレポートの一元的なコンテンツ管理システム

統合・集約されたコンテンツに対する管理システムも一元化される予定です。

  • Looker StudioレポートをLookerエクスペリエンスに取り込み、一貫したユーザー エクスペリエンスを形成
  • Studio レポートは、既存のLookerダッシュボードと並んで、Looker ナビゲーションおよびコンテンツ システム内のネイティブオブジェクトとなる
  • Studio レポートは、アドホック データだけでなく LookML モデルにも直接接続可能
  • 統合されたユーザー管理とシームレスなナビゲーション
  • Lookerでホストされているすべてのお客様と Looker Google Cloud Core のお客様が利用可能

 

(2-3).Looker Explore から Looker Studio ダッシュボードへのシームレスな移行

LookerのExplore機能から直接Looker Studioダッシュボードに簡単かつシームレスに移行し、アドホック機能やその他の視覚化機能を活用します。

 

(2-4).Looker ダッシュボード内のセルフサービス機能

Lookerでは『使いやすさの改善』に多大な投資を行い、組織全体での利用率向上につながる改善を行いました。具体的な改善内容は次のとおり。

  • チャート構成とレポートレイアウトの使いやすさ
  • 画面サイズやデバイス間でのレスポンシブなレイアウト
  • 閲覧者がレポートを操作するための簡素化

 

3.コンポーザブルと埋め込み

 

(3-1).組み込み分析とカスタムデータエクスペリエンスに対する需要の増大に対応

Lookerが組み込み顧客のための投資を考えるタイミングは、彼ら顧客がLookerに対して機能を求めてくるときです。Lookerは組み込み分析とカスタム データ エクスペリエンスについても改善を行いました。

  • 1.カスタム レポート: カスタム ダッシュボードまたはレポートを作成
  • 2.データの探索: UIによって自動生成されたSQL
    1. API とサービスとしてのデータ
    • カスタムインターフェースとワークフロー
    • Looker API を Apigee にバンドル
  • 4.スケジュールと共有 ダッシュボードまたはレポートのスケジュールを設定

 

(3-2).Advanced Visualizations Editor:Lookerビジュアライゼーションをカスタマイズする機能

2024年のLookerに対する大きな投資の1つは、『高度なビジュアライゼーションエディター(Advanced Visualizations Editor)』です。 現時点ではプレビュー版となっていますが、これはLookerでの視覚化の制御、機能、カスタマイズをさらに強化したいというお客様のフィードバックを反映したものです。Looker を強化するチャート構成APIである『High Charts API』に直接アクセスできるようにして、最終的にはエンドユーザーおよびダッシュボード内に表示されるグラフを定義するJSONをカスタマイズできるようになります。

 

(3-3).高度なビジュアライゼーションエディター: グラフの条件付き書式設定

Advanced Visualizations Editor によってロックが解除される機能をいくつか紹介します。まずはこちらの『条件付きの組織設定』。これを使用して、すぐに使用できるビジュアライゼーションにルールを適用可能です。

  • 次のような数学的操作を通じてルールを適用
  • x より大きい/小さい (x は値または平均)
  • x と y の間の値を強調表示
  • 最小値、最大値を強調表示で
  • 特定のパーセントを超える値を強調表示

 

(3-4).高度なビジュアライゼーションエディター: ツールチップ

ツールチップパラメータを使用して、グラフ内のツールチップのスタイルと内容をカスタマイズ。ツールチップがビジュアル内で表示出来るようになります。

 

(3-5).高度なビジュアライゼーションエディター: データの注釈

データの注釈を表示し、高度な視覚化エディターでそれらをカスタマイズできるようになります。グラフの注釈を使用することで、特定のデータポイントを強調表示したり、追加のコンテキストをエンドユーザーに提供したりできるようになります。

 

(3-6).高度なビジュアライゼーションエディター: 新しいチャートの形式

高度な視覚化エディターを通じてアクセスできるようになる「追加のグラフタイプのセット」も展開される予定です。Looker社のタイムラインチャートでは、それらはすべて2024年後半に公開される予定とのことです。

  • サンキー
  • タイムライン
  • ツリーマップ
  • ベン
  • ダンベル
  • じょうご
  • アイテム
  • ロリポップ
  • パレート

 

(3-7).Looker拡張機能をタイルとしてダッシュボードに追加

Looker 拡張機能をタイルとして動作できるようにします。 これにより、さまざまな種類の独自の機能を実際にダッシュボードに追加したり、他のカスタム アプリケーションと直接統合したりできるようになります。ユーザーが Looker ダッシュボードから拡張機能に直接アクセスできるようにすることで、拡張機能の汎用性が向上し、サードパーティ API、Webhook、カスタム Web アプリと統合する機能が提供されることが想定されます。

 

(3-8).オーダーメイドの GenAI/BI エクスペリエンスを構築するための Looker + Vertex AI 拡張キット

Lookerの上にVertex AIを重ねることで利用可能になる機能も登場。これにより企業はビジネスニーズに合わせて「生成AI」の力を活用出来るようになります。

  • BQブロックのLooker GenAl:要約、分類、コンテンツ生成などのためにテキストデータのLLMを活用
  • LookerデータをGemini LLMに送信するオープンソースのVertex Alデータアクション
  • 信頼性の高い自然言語データ探索のための Explore Assistant
  • LookMLの上に構築することで微細な旋削と出力精度を実現

 

(3-9).ダッシュボードレイアウトアクセラレータ

「ダッシュボードをより効率的に簡単に作成できるようにしたい」という要望からダッシュボード編集モードでレイアウトをより迅速に変更し、即座にその変更内容を反映、適応させることができるようになる機能が登場します。レイアウトのリセットボタンを使用すると、ダッシュボード上のすべてのタイルのサイズをすばやく変更でき、すべてのタイルとテキスタイルに反映。また、タイルごとに、移動オプションを使用して、ダッシュボード上でタイルをすばやく移動できます。

 

(3-10).AND/ORフィルタロジック

AND/ORフィルターロジックは、Lookerコミュニティにおいて最もリクエストの多い機能の1つでした。これは複数のフィルター条件をグループ化しながら、AND 条件と OR 条件の両方をフィルターロジックに適用する機能で、この新しいフィルターコンポーネントを使用することでユーザーはデータに対して複雑なフィルター条件を構築し、正確な結果を見つけることができます。すなわち、オーディエンス構築、キャンペーン分析、コホート分析などのビジネスに潜在的な新しいユースケースが可能になります。

 

(3-11).パフォーマンスの改善

Lookerはパフォーマンス改善にも十分な投資を行いました。

  • Lookerの高速化
    • キャッシュと同時実行管理の改善:使用量が多いときのアプリとダッシュボードの高速化
    • 大規模なモデルの複雑なビジュアルとフィールドリストの読み込みが高速化され、複雑な展開が改善
  • パフォーマンスの診断と改善
    • ライブパフォーマンスの推奨事項、ツール、ドキュメント、ベスト プラクティスの一元化されたリポジトリを備えたパフォーマンス アナライザー。システム アクティビティから切り離され、より広範囲にアクセスできるようになった
    • エンドユーザーが優れたパフォーマンスを確保するためにベストプラクティスを採用することが強制されるようにガードレールを管理者が構成

 

(3-12).ユーザー管理を改善するための高度な詳細権限

面倒な管理作業の一部を委任する機能。 管理者がグループの管理を委任できるようにする新しい権限セットが追加されるようになります。 具体例を挙げると、埋め込み開発者に埋め込みSSO設定の作成と管理を許可する権限を与える...というようなことが可能になったりします。

  • 管理者が新しい権限を使用して他のユーザーに責任を委任できるようにする
  • グループ、ロール、ユーザー属性の管理を委任するための新しい権限
  • 埋め込み設定、テーマ、プライベートラベルの管理を委任するための新しい権限

 

4.2024年以降のLooker

上記列挙された機能に関するデモやLooker(Google Cloud コア)に関するトピックへの言及の後、「2024年以降のLooker」と題して更に未来の話に話題が移りました。

  • LookerはGoogle にとって戦略的であり続けており、GoogleはLookerへの投資を続けている
  • Looker(Google Cloud Core)がGoogleの主力BI製品になっていく
  • Lookerには、アドホック機能とより豊富なビジュアライゼーション (Studio ダッシュボードを利用)が含まれる
  • これらの投資を通じて、Duet Al の機能と将来のイノベーションを Embed顧客と非Embed顧客に提供
  • 今後、Looker Studio Pro は時間の経過とともに Looker の一部となっていく予定
  • Lookerの顧客は、ダッシュボード作成と新しいコネクタ用のStudio ダッシュボードと、アドホック分析用のビジネス向けデータ ツールを使用できるようになる
  • やがて、Looker のデフォルトのダッシュボード エンジンは、現在知られている Studio ダッシュボード エクスペリエンスによって提供されることになる
  • Lookerのコミットメントは「Lookerを合理化されたエクスペリエンスを備えた素晴らしい完全なBIプラットフォームにし続けること」

Looker(Google Cloud Core)とは、GoogleがGoogle Cloudでホストし、Google Cloud コンソールから Looker インスタンスを簡単にプロビジョニング、構成、管理できるLooker環境です。詳細解説は下記のブログをご参照ください。

 

5.信頼できるオープンなプラットフォーム

 

(5-1).Looker接続エコシステム

Lookerは昨年、信頼できるモデリングレイヤーをエコシステムにオープンにするという意図を発表しました。ビジネスにとって最も重要な指標を管理および管理できる単一の場所であるため、この信頼できるデータには非常に多くの価値があります。そして、Lookerアラートからコネクテッドシートに至るまで、利用可能なすべての Google ツールを通じてその情報を利用できます。そして、使用しているツールの選択に関係なく、同じ一貫した信頼できるデータのセットを確実に使用できるようにしたいと考えています。これが、モデリング層をオープンにした理由です。

 

(5-2).管理された指標の中央リポジトリとしてLookerを使用した他の BI ツールへの接続

LookerのパートナーであるTableauとThoughtSpotと取り組みにおいて、コネクタを利用できるようになりました(プレビュー)。これはLooker レイヤーに直接接続できるようにするためのスポットです。これらのツールで管理された指標を活用できるようになります。

 

(5-3).Looker用Power BIコネクタ

また、上記に合わせてPower BI、またはPower BIパートナーと協力する形でPower BIコネクタが一般提供されていることにも言及していました。

 

(5-4).Open SQL Interface

Lookerが取り組んでいるこちらの「Open SQL Interface」では、世の中に存在するデータソースへのコネクタを全て用意することが不可能な状況に対する一つの「ユーザーに対するお手伝い」といえます。Looker側が汎用のJDBCサーバーを構築・用意し、ユーザー側がJDBCプロトコルでSQLを実行できる限り、選択したデータ ツールに接続できるようになるという仕組みです。これは、今年前半にプレビューで公開される予定とのこと。

  • 組織は、さまざまなツールやアプリケーションを使用して信頼できるデータにアクセスできる必要がある
  • このJDBC接続により、JDBCをサポートするダウンストリームツールを使用してLookerセマンティックレイヤーにアクセスできるようになる
  • Lookerモデルは、SQL経由でクエリできるデータベースとして表現される

 

(5-5).Google Workspace 分析用の Looker ブロック

Google Workspace Analyticsに関するLooker Blockのアナウンスも為されました。Looker ブロックは、ワークスペースの顧客がワークスペースの使用状況をよりシームレスかつ簡単に監視できるようにするものです。

  • モデル化されたスキーマ: Gmail、Login、drive、meet、rules
  • セキュリティ監査、導入、コラボレーションに関する 2つのOOTBダッシュボード
  • ユーザーの OU マッピングに対するユーザー固有のデータ制限を制御
  • 行レベルの監査ログの詳細にドリルダウン
  • データを拡張し、カスタム分析のために他のデータ ソースに結合

 

6.知性(インテリジェンス)を注入

 

(6-1).会話型クエリ

ウェビナー終盤には「インテリジェンス」のセクションに移りました。まず紹介された最初の機能は"DO-IT AI会話型クエリ機能"です。消費者が本当に簡単にデータについて質問したり、システムと会話したりできるようにすることを目的としています。また、視覚化などの非常に簡単に利用できる方法で、探している洞察を得ることができます。

 

(6-2).自動スライド生成

消費者のために、Lookerが取り組んでいる優れた機能として「スライドの自動生成」を紹介します。既存のStudio Dashboardからビジュアライゼーションが含まれるダッシュボードから直接スライドデッキを自動的に作成できます。

  • データの洞察力に富んだ要約テキストを使用して、インパクトのあるプレゼンテーションを作成
  • 閲覧者と編集者は、ワンクリックでレポートからプレゼンテーションをエクスポート
  • データを説明し、重要な洞察を強調するテキストの説明が各グラフに追加され、データのストーリーテリングに役立つ
  • レポート全体の重要なポイントがスライドにまとめられる

 

(6-3).レポート生成

レポートの作成や調整、適切なデータの検索には多くの時間が費やされることが多い、ここで紹介する「レポート生成」機能を使うことでユーザーは自然言語プロンプトを使用して作成したいレポートの種類を指定できるようになります。

  • 編集者は、わずか1~2文を使用してレポート(複数のビジュアライゼーション、タイトル、テーマ、レイアウト)を一度に作成できる
  • レポートのレイアウトは自動的に作成
  • 自然言語を使用してテーマを変更

 

(6-4).数式アシスタント

「数式アシスタント」も今後利用出来る機能となります。データを扱う人なら誰でも、ツールごとにデータを扱うための構文が若干異なることを知っています。この機能を使用すると、LookerStudio の正確な構文ではなく、自然言語で必要な数式を指定できるようになり、その煩わしさが少し解消されます。

 

(6-5).高度な可視化アシスタント

これは、『高度なビジュアライゼーションエディター(Advanced Visualizations Editor)』で示した内容を拡張し、ユーザーにJSONとコード自体をカスタマイズするように求めることからさらに一歩進めたものとなります。チャートをカスタマイズし、最終的には自然言語を使用して選択したチャートを説明することでJSONをカスタマイズできるようになりました。JSON はユーザーのために自動的に作成されるため、これは非常に幅広いユーザーに受け入れられるものになることが予想されます。

  • Duet Alによって自然言語を使用してビジュアルをカスタマイズできるように
  • アシスタントは、新しい Advanced Visualization Editor 用の JSON コード構成の作成を支援
  • 変更を加える前にコードを表示し、必要に応じて編集

 

(6-6).LookMLアシスタント

Look ML アシスタントは、組織内で LookML を作成する人が増え、すでに作成している人にとってははるかに高速化できるようにすることを、モデリングをより簡単かつ迅速に行えるようにすることを目的としています。この機能は、LookML で目標を達成するための正確な構文をガイドする方法として自然言語を使用します。

  • コメントを通じて自然言語で意図を指定する
  • 機能がコードの提案を表示する
  • ユーザーは提案を受け入れる or 無視するかを選択

まとめ

というわけで、Lookerの2024年のロードマップ情報を知ることが出来るウェビナー『Looker Vision, Strategy, and Roadmap for 2024』のレポートでした。

当初ウェビナーを視聴、レポートを書く前の段としては全体を収まり良く書ければ...と思っていたものの、蓋を開けてみると様々なテーマや切り口で特盛ボリュームの機能アップデート紹介(約30個!!)で多少面食らった部分がありました(良い意味で)。Lookerプロダクトの気合の入れようが窺える内容だったと思います。クラメソにはLookerにおけるモデリング、Semantic Layer周りの部分等の新しい情報が何か来るかな?と思っていたところがありそこに関しては特にアナウンスは無かったので今後の続報・詳報・Lookerの動向を注視していきたいところです。