#02:ハンズオンラボガイド 「Snowflakeのユーザーインターフェースと演習の”ストーリー”」 – Snowflake Advent Calendar 2019 #SnowflakeDB
こんにちは。DA部のスズです。
本エントリはSnowflake Advent Calender 2019のエントリです。
02日目は、HANDS-ON LAB GUIDE FOR SNOWFLAKE FREE TRIALのModule 2: The Snowflake User Interface & Lab "Story"をご紹介いたします。このセクションでは、Snowflakeのユーザーインターフェースと演習の"ストーリー"をご紹介しております。
Module 2: Snowflakeのユーザーインターフェースと演習の"ストーリー"
2.1 Snowflakeのユーザーインターフェース(UI)へのログイン
まずはブラウザを開き、Snowflake 30日トライアルのサイトにアクセスします。以下の画面が表示されますので、User Name、Passwordを入力、Log Inをクリックしてサイトにログインします。
2.2 ウェルカムボックスとチュートリアルを閉じる
サイトに初めてログインすると、WelcomeとHelperが表示されます。また、画面上部にEnjoy your free trial...のリボンが表示されます。以下の画像の赤枠部分をクリックすることで、それぞれの表示を最小化することや閉じることができます。
2.3 Snowflake UIのナビゲーション
ここからは、Snowflakeのユーザーインターフェースの基本的なコンポーネントの紹介になります。トップメニューでは、DatabaseやSharesといったSnowflakeの異なるエリアに切り替えが可能です。
Database
Databaseタブには作成したデータベースやアクセスする権限があるデータベースに関する情報が表示されます。UIでデータベースの所有権の作成、複製、削除、転送やデータをロードすることができます。ご使用の環境にいくつかのデータベースがすでに存在していることにご注意ください。なお、これらのデータベースは、演習では使用しません。
Shares
Sharesタブでは、別のSnowflakeアカウントや外部ユーザとの間でSnowflakeテーブルを簡単かつ安全に共有するようにデータ共有を構成できます。ハンズオンラボガイドの最後にはデータ共有に関するModuleがあります。
Warehouses
Warehousesタブでは、Snowflakeのコンピュートリソース(仮想ウェアハウス)の設定と管理を行えます。「COMPUTE_WH (XL)」というウェアハウスが存在していることにご注意ください。
Worksheets
Worksheetsタブは、SQLクエリを送信、DDLとDML操作を実行し、クエリ/操作の完了時に結果を表示するためのインターフェースを提供します。デフォルトの「Worksheet 1」が表示されます。
左ペインは、ユーザが全てのデータベース、スキーマ、テーブル、アクセス可能なビューを探索可能にするデータベースオブジェクトブラウザです。下ペインにはクエリの結果と操作が表示されます。
このページのウィンドウは、スライダーを動かすことでサイズを変更できます。また、実習中にワークシートで作業するスペースが必要な場合は、左ペインのCollapse Object Browserでデータベースオブジェクトブラウザを折りたたむことができます。
デフォルトの「Worksheet 1」の左上で、Worksheetタブの右にある下向きの三角形をクリック、Load Scriptを選択し、前のModuleでダウンロードした「lab_scripts.sql」ファイルを開きます。後ほどの演習で実行する全てのSQLコマンドは、新しいワークフローに表示されます。この時点ではSQLコマンドを実行しません。
ワークシート vs UI
この演習では、時間の節約のため、ワークシート内に事前に用意されたSQLを実行して、多くの設定を行います。これらの構成はUIから行うこともできますが、時間がかかります。
History
Historyタブは、Snowflakeアカウント(Query IDをクリックすると詳細を確認可能)で過去14日間に実行された全てのクエリの詳細を表示できます。
ユーザ名が表示されるUIの右上をクリックすると、パスワード、ロール、設定を変更することができます。Snowflakeはいくつかのロールがあります。現在はSYSADMINのロールになっています。
SYSADMIN
演習では、基本的にSYSADMIN(System Administrator)のロールを使用します。SYSADMINは、アカウントにウェアハウス、データベース、そのほかのオブジェクトを作成する権限を持ちます。実際の環境では、タスクにあわせてユーザにロールの割り当てをご検討ください。Snowflakeでのアクセス制御の詳細は、ハンズオンラボガイドのModule 8やこちらをご参照ください。
2.4 演習の"ストーリー"
この演習では、理論上の実世界の"ストーリー"の一部として、演習で手順を実行する理由と表示される順序を理解しやすくします。
この演習の"ストーリー"は、アメリカのニューヨーク市に実際にある自転車共有システムであるシティバイクの分析チームに基づいています。このチームは、利用者と最高の提供方法をよりよく理解するため、データを分析できるようにしたいと考えています。
まずは利用者のトランザクションから構造化された.csvデータをSnowflakeにロードします。これは、シティバイク内部のトランザクションシステムから来ています。その後、オープンソースの半構造化されたJSONの気象データをSnowflakeにロードし、自転車の乗車回数と気象に相関関係があるかを確認します。
最後に
今回は演習に入っていく前の準備のセクションでした。明日03日目はたまちゃんによる「#03:ハンズオンラボガイド「ロードするデータの準備」の予定です。お楽しみに。