[Tableau 2023.1新機能]Snowflake接続時に異なるデータベース上のテーブルをJOINできるようになりました

2023.03.18

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さがらです。

先日、Tableau 2023.1がリリースされました。

この内、Snowflake接続時に異なるデータベース上のテーブルをJOINできるようになった「Snowflakeのクロスデータベース結合」について試してみたので、本記事でまとめてみます。

2022.4以前のTableau

本機能については画像付きでみていただいたほうがわかりやすいので、2022.4と2023.1でどのように変わったのかを見ていきます。

まずは2022.4以前ではどのような仕様だったかを確認してみます。(画像は2022.4を使用しています。)

まず、下図のようにSAGARA_RAWDATA_DBデータベース上のTRIPSというテーブルを配置します。

この後、SAGARA_RAWDATA_DBデータベースではない別のデータベースのテーブルをJOINしようと考えて、別のデータベースSAGARA_DBT_TEST_DBを選択してみます。

すると、先に配置したSAGARA_RAWDATA_DBデータベース上のTRIPSテーブルの右上に「!」マークが出てしまったと思います。この状態になってしまうと、別のデータベースのテーブルを配置することができません。

つまり、2022.4以前のTableauはSnowflakeの別データベースのテーブル同士をJOINすることができなかったのです。

2023.1のTableau

では続けて、2023.1のTableauではどのように変わったかを確認してみます。

まず、先程と同じ様にSAGARA_RAWDATA_DBデータベース上のTRIPSというテーブルを配置します。

この後、SAGARA_RAWDATA_DBデータベースではない別のデータベースのテーブルをJOINしようと考えて、別のデータベースSAGARA_DBT_TEST_DBを選択してみます。

すると、Tableau 2023.1の場合はすでに配置済のTRIPSテーブルの右上に「!」マークが出ません!

この上で、SAGARA_DBT_TEST_DBデータベース上のCUSTOMERSテーブルを配置してみます。すると、問題なくJOINの設定ができました!

最後に

Tableau 2023.1の新機能、Snowflake接続時に異なるデータベース上のテーブルをJOINできるようになった「Snowflakeのクロスデータベース結合」について試してみました。

Snowflake上のデータベースの管理方法によっては、複数データベース間でのJOINを行いたいことは度々発生すると思います。今回のアップデートでこれが出来るようになったので、TableauとSnowflakeの親和性が更に深まりましたね!