VPC のルートテーブルで「ブラックホール」ステータスの対処方法

2024.01.04

困っていた内容

VPC のルートテーブルでステータスが「ブラックホール」のルートがあります。
「ブラックホール」とは何でしょうか。削除済み NAT ゲートウェイ宛のルートで、不要なため削除しても良いでしょうか。

どう対応すればいいの?

ターゲットの使用不可状態を表し、不要であれば削除して構いません。

ルートテーブルの「ブラックホール」ステータスは、ルートのターゲットが利用できないことを表します。

Route - Amazon Elastic Compute Cloud

state
The state of the route. The blackhole state indicates that the route's target isn't available (for example, the specified gateway isn't attached to the VPC, or the specified NAT instance has been terminated).

例えば、ターゲットに設定した NAT ゲートウェイを削除した場合、NAT ゲートウェイへのルートを明示的に変更・削除しない限り、そのルートは「ブラックホール」ステータスとなります。

そのため、不要な場合はルートを削除して構いません。

やってみた

「ルートを編集」を選択します。

不要なルートの「削除」を選択します。

「変更を保存」を選択します。

ルートが正常に更新されたことを確認します。

参考資料

NAT ゲートウェイを削除すると、ルートを更新または削除するまで、NAT ゲートウェイルートはブラックホールステータスのままとなります。