Zendesk Explore のダッシュボードフィルター設定について

2023.01.13

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こんにちは、まつおかです。
最近 Zendesk Explore のダッシュボードを扱う機会があったので、今回はダッシュボードでフィルターを追加する方法と、レポート別にフィルター制御する方法をご紹介します。

ダッシュボードフィルターの種類と追加方法

ダッシュボードフィルターの種類

ダッシュボードフィルターには以下4種類のフィルターがあります。

  • データフィルター
    指定した項目の値でフィルタリングできます。
    チケットのグループを限定したり、特定のグループを除外することも可能です。

  • 時間フィルター
    日時項目について、指定した範囲でフィルタリングできます。
    先月や昨年などラジオボタンでの簡単な選択から、相対日付や詳細な範囲の指定も可能です。

  • メトリックフィルター
    初回返信時間の中央値や解決済みチケット数など、集計項目について指定した範囲でフィルタリングできます。

  • トップ/ボトムフィルター
    対応チケット数トップ5のエージェント一覧や、解決時間が長いチケット10など、指定した上位および下位の結果を表示することができます。

ダッシュボードフィルターの追加方法

ダッシュボードフィルターはダッシュボードの編集画面にある追加メニューから追加できます。

  • データフィルター
    データフィルターを追加する際、ダッシュボード上に異なるデータセットを使用するレポートを配置している場合は「データフィルターのデータセットを選択」というパネルが表示されますので、対象のデータセットを選択します。

    その後対象の列を選択し、表示名や幅など各オプションを設定します。

  • 時間フィルター
    時間フィルターを追加する際は、データフィルターとは異なり複数のデータセットの複数の日時項目が一覧で表示され、複数選択が可能となっています。同じダッシュボード上で共通して制御したい日時項目がある場合に有効です。
    例えば、直近1ヶ月に作成されたチケットの情報と、直近1ヶ月に解決したチケットの情報を同じダッシュボード上に表示させる場合、チケットの作成日時とチケットの解決日時を選択しておくことでどちらの日時も同時にフィルタリングすることができます。

  • メトリックフィルター
    メトリックフィルターもデータフィルター同様ダッシュボード上に異なるデータセットを使用するレポートを配置している場合は「データフィルターのデータセットを選択」というパネルが表示されますので、対象のデータセットを選択した後、フィルターとして使用したいメトリック項目を選択します。

  • トップ/ボトムフィルター
    トップ/ボトムフィルターは設定したい最大値または最小値や値の表示/非表示(目のマークをクリック)、対象のメトリック項目やその他のオプションを設定します。

レポート毎のフィルター制御方法

同じダッシュボード上に配置したレポートの中には設置したフィルターを適用したくない場合も出てくると思いますが、そのような場合はレポート毎にフィルターを除外することができます。
ダッシュボード上のレポートウィジェットを選択し、右上の矢印ボタンから「フィルターを除外」をクリックします。

除外するフィルタータイプを選択し、適用したくない項目にチェックを入れることで、対象のフィルターを除外にすることができます。

ダッシュボードのデフォルトフィルター設定

ダッシュボードに設置したフィルターは、特定の値を選択した状態で公開してもダッシュボードを開いたりページを更新するたびにリセットされていまいます。このため、ダッシュボードにデフォルトで設定しておきたいフィルター値がある場合はブックマークを設定しておく必要があります。
何か特定の情報だけを表示させる前提のダッシュボードでは、この設定が必須です!これかなり重要!!

ダッシュボードのデフォルトのブックマーク設定方法

まずはダッシュボードにデフォルトで適用しておきたいフィルターを設定します。
次に追加メニューから「ブックマークを追加」を選択します。

そして「現在の状態からブックマークを作成」ボタンをクリックし、ブックマーク名を入力後ピンマークの固定表示をクリックすることで、ダッシュボードのデフォルトの表示が現在のブックマークとなります。

ブックマークもウィジェットとなりますので、非表示にしておくことでユーザは設定を意識することなくダッシュボードを閲覧することが可能になります。
デフォルト設定しているフィルターについても、表示内容によっては自明であり切り替えることもない場合はフィルター自体の表示が不要なこともあるかと思います。その際はフィルター自体を非表示にすることも可能ですので状況に応じ検討ください。

さいごに

以上、Zendesk Explore のダッシュボードフィルター設定についてのご紹介でした。
特にダッシュボード上のフィルター適用状態は保存されないというのはなかなかの衝撃だったので、同じく衝撃を受けた方、そして対処法をお探しの方へ参考になれば嬉しいです!