AWS本ビブリオバトルに参加。IT技術書のビブリオバトルはいいぞ。
Section-9吉田真吾さんとPE-BANKさん主催の「AWS本ビブリオバトル」というイベントに参加してきました。イベントがすごく盛り上がったのと、IT技術書によるビブリオバトルに強く可能性を感じたのでレポートとして記します。
ビブリオバトルとは
一言で言うと、本を人に勧める行為を競い合う競技です。以下4つの公式ルールが定められています。
- 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
- 順番に一人5分間で本を紹介する.
- それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
- 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする. (公式サイトより引用)
公式サイトでは「ビブリオバトル」を名乗るためのガイドライン的な紹介になっていますが、経験から編み出された至極実用的なルールになっていると思います。
かなりしっかりしたサイトになっていますが営利活動や特定企業による支援があるわけではなく、コミュニティベースで10年以上の歴史があり、そのコミュニティ活動も興味深いと思いました。関連書籍が多く出ており、ビブリオバトル自体を題材にしたライトノベルまでありますw
AWS本ビブリオバトルの様子と結果報告
当日は、吉田さん含め参加者10名強を6名ないし7名で2グループに分け、グループごとにイチオシなAWS本を紹介しました。本を紹介しないギャラリーとしての参加もOKだったため、各グループ3,4名が発表、残りがギャラリー参加でした。
出てきた本は以下の通りです。
- Real World HTTP
- AWS パートナー 事例大全集 Vol.2
- 大熱血! アセンブラ入門
- Amazon Web Services クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法(著者ご本人による解説)
- クラウドデザインパターン Azureを例としたクラウドアフリケーション設計の手引き
- AWS Well-Architected Framework(実際に解説していたのは英語版)
- Amazon Web Services企業導入ガイドブック
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版
発表が終わったら、グループ毎に読みたい本を一斉に指さししてチャンプ本を決定します。緊張...!
結果、たまたま同僚の大栗と共に、チャンプ本に選んでいただきました。わーい。
IT技術書によるビブリオバトルの感想
さて、自身としては初めての体験だったビブリオバトルですが、社内勉強会/LT会やコミュニティイベントのアンカンファレンス でやると良さそうだなぁと思いました。書籍ゆえ最新情報に追随するのには限界がありますが、入門書や網羅的な解説書を紹介することで、以下の特徴があるかなと思いました。
- 技術部門の技術レベルの底上げ
- 異なる技術分野のエンジニアへの布教
- LTや勉強会と比べてプレゼンスキルをそこまで求められるわけではない
- 愛読書だと話したい内容がふつふつと沸いてくるので話のネタに事欠かない *1
まとめ
AWS本ビブリオバトルに参加した様子をレポートしてみました。AWSに限らず、IT技術書のビブリオバトルをぜひ試してみてください!
脚注
- 私はReal World HTTPの本としてのポテンシャルに助けられましたw ↩