Trend Vision One – File Securityがリリースされたのでコストについてまとめてみた

2024.04.10

こんにちは、シマです。
皆さんはTrend Vision Oneを使っていますか?Trend Vision Oneには様々な機能があり、日々のアップデートにより各機能の更新や、更なる機能の追加がされています。今回は、4/8にリリースされたTrend Vision One - File Security(以降V1FS)に触れていきたいと思います。

Trend Vision One - File Securityとは

SDKやCLIで実装することで、アプリケーションやスクリプト内の任意のタイミングでマルウェアスキャンを実行できます。また、スキャン結果に応じて対処することで、問題発生を防ぐことができます。
プレビュー版のときに実際にマルウェアスキャンをしてみた記事が以下にありますので、動作につきましてはそちらをご確認ください。

必要なCreditsについて

Trend Vision One内の各種機能を利用する際には、Creditsを別途購入して用意する必要があります。V1FSにおいても同様で、Creditsが必要です。必要なCreditsは以下のページにまとまっています。

※V1FSについては日本語のページではまだ記載がなく、英語(US)のページに記載がありました。

V1FSは「Trend Vision One Cloud Security」の中に記載されており、「5,000 credits per 500,000 scans」となっています。そのため、500,000スキャン毎に5,000Credits必要ということになります。
また、実際のV1FS画面で、以下のページのような記載がありました。

つまり、年間500,000スキャン毎に5,000Credits必要であるということだと考えられます。

つまり、必要なコストは?

年間500,000スキャン毎に5,000Credits

この数字は感覚的にはわかりにくいので、少しわかりやすい値に変換してみます。
年間500,000スキャンとは、1時間あたり約57スキャン可能という値になるので、1分間あたりに1スキャンすると少し超えてしまう値になります。
Creditsについてですが、Marketplaceで購入した場合、1Creditsは1年間で1.05USD必要です。

5,000Credits用意するためには5,250USD必要であり、為替が150円/USDと仮定すると年間787,500円必要ということになります。実際にMarketplaceでの購入は年単位になりますが、イメージとしては月々約66,000円発生するということになります。

つまり、1時間あたり約1~57スキャンの頻度であれば、月々約66,000円となり、1時間あたり約58~114スキャンであれば、月々約132,000円という金額になるというイメージになります。
※先ほども記載していますが、Marketplaceでの実際の支払は年単位になります。

最後に

今回は、実際にV1FSを利用するために必要なCreditsについてまとめてみました。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。