Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Filterツール #Alteryx

Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFilterツールについてご紹介します。
2023.03.20

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、スズです。

本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudにあるFilterツールについてご紹介します。

Filterツールの概要

Filterツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。

Filterツールは、条件を定義し、データセットを条件に一致するレコードと条件に一致しないレコードの2つに分けることができます。

Filterツールの設定

Filterツールの設定では、データセットを分けるための条件を設定します。条件の設定方法は、Basic FilterとAdvanced Filterの2つがあります。

Basic Filter

Basic Filterは、1つの列に対して単一の条件式を設定します。以下の項目が用意されていますので、各項目を選択または入力することで条件式を作成します。

  • Column Name:対象の列
  • Operator:演算子
  • Value:

[Operator]で選択できる演算子は、[Column Name]で選択した列のデータ型によって異なります。対象の列がInteger型の場合は>, >=, <, <=など、String型の場合はContains, Does not containなどが利用できます。利用できる演算子は公式ドキュメントにて確認できます。
[Value]は、[Operator]でIs nullなどを選択している場合は入力が不要となります。

また、[Column Name]でDate型の列を選択している場合、[Value]は以下の中から選択できます。

  • Fixed:[Filter date on]にて日付を選択
  • Today (dynamic):今日
  • Tomorrow (dynamic):明日
  • Yesterday (dynamic):昨日

Advanced Filter

Advanced Filterでは、式エディターに条件式を直接入力します。ANDORを使用できるため、複数の条件式を組み合わせることも可能です。

式エディターの左側には、式の入力を補助するツールとしてボタンが用意されています。本記事を執筆している時点では、[fx]ボタンと[x]ボタンを使用できます。

[fx]ボタンでは、関数を呼び出すことができます。利用できる関数については公式ドキュメントにて確認できます。

関数を式エディターに直接入力することもできます。文字を入力すると推定される関数が表示されますので、選択して入力することもできます。

[x]ボタンでは、列を呼び出すことができます。

列を式エディターに直接入力することもできます。列名の文字を入力するか、ブラケット(角括弧)を入力すると、列を呼び出すこともできます。

Filterツールの出力

Filterツールの出力アンカーは、Trueアンカー(Tアンカー)とFalseアンカー(Fアンカー)の2つがあります。

Filterツールに設定した条件式に一致するレコードは、Trueアンカーに出力されます。

Filterツールに設定した条件式に一致しないレコードは、Faleseアンカーに出力されます。

最後に

Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFilterツールについてご紹介しました。

参考