こんにちは、スズです。
本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner Cloudで使用できるUniqueツールについてご紹介します。
Uniqueツールの概要
Uniqueツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。
Uniqueツールでは、選択した列の各レコードをグループ化し、各グループから一意のレコードと重複したレコードに振り分けます。
Uniqueツールの設定
Uniqueツールでは、データセットを振り分けるために参照する列を選択します。列は複数選択することができ、選択した列から値をグループ化します。また、オプションとしてソートの機能が用意されています。
Uniqueツールの動作
対象の列が1つの場合
以下のデータセットを使ってUniqueツールの動作を確認してみます。NAME列にはaaa、bbb、ccc、dddといった値ががあり、同じ値が複数のレコードにあるものもあります。
UniqueツールでNAME列を選択します。Uniqueの出力アンカーを確認すると4レコードのデータセットになっており、NAME列の値が一意になっています。
Duplicatesの出力アンカーを確認すると、Uniqueの出力アンカーに出力されなかった残りのレコード（重複したレコード）が出力されています。
対象の列が2つ（複数）の場合
今度は、以下のデータセットを使って、2つの列を選択した場合のUniqueツール動作を見てみます。NAME列にはaaa、bbb、VALUE列には100、200、300という値が用意されています。
Uniqueツールで複数の列を選択した場合、選択した列の値の組み合わせから一意のレコードを抽出します。以下のデータセットでNAME列とVALUE列を選択した場合、aaaと100、aaaと200、bbbと300という3つの組み合わせができますので、この3レコードが一意のレコードとして出力されます。NAME列だけを参照するとaaaという値が重複していますが、VALUE列との組み合わせ（aaaと100、aaaと200）から一意の値という判断になります。
ソート（オプション）
Uniqueツールから出力されるレコードの順番を制御したい場合は、 Sort By (Optional) にて設定できます。以下の例ではID列をAscending（昇順）で設定しており、出力結果はID列の値が小さいレコードから順番に並んでいます。
最後に
Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのUniqueツールについてご紹介しました。
5
