Microsoft 365 を独自ドメイン環境で利用をはじめる

2023.04.04

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先日のブログでは Azure AD でカスタムドメイン(独自ドメイン)を設定する手順を実施しました。

今回は Microsoft 365 のライセンスを購入して、Exchange Online を利用するため、独自ドメインのメールアドレスを使えるように設定していきたいと思います。
DNSまわりの設定は、Cloudflare を利用しています。

やってみる

Microsoft Admin Center にログインします。
https://admin.microsoft.com/#/homepage

左上のメニューから Set up に進みます。

Get your custom domain set up に進みます。

カスタムドメインを設定していきます。

そのまま何も選択せずに進んでいくと、Microsoft 365 Admin Center のサイトからカスタムドメインを登録しているDNSサービスへリダイレクトして、自動でレコードの追加をしてくれるようなのですが、今回DNSサービスとして利用している Cloudflare の場合だと、うまくいかなかったので、手動でDNS設定を行っていきます。

MXレコード、CNAMEレコード、TXTレコードを設定していく必要があるので、それぞれ Cloudflare のコンソールで設定していきます。

Cloudflare の場合、AレコードやCNAMEはDNSをプロキシ化することで高速化することができますが、 Cloudflare のドキュメントに別のCDNプロバイダーを経由する場合はプロキシ化に失敗すると書かれています。プロキシ化するとCNAMEの問い合わせが出来なくなったので、おそらくこれに該当するようです。そのため DNS Only で設定しています。

再び、Microsoft 365 Admin Center に戻って、Continue で進むと、ドメインの検証が始まって設定が出来ているか確認してくれます。Domain setup is complete となっていれば完了です。

カスタムドメインのユーザー宛にメールを送ってみる

設定したドメインのユーザー宛にメールを送ってみます。

Outlook でメールボックスを確認すると届いています。

これで正しくカスタムドメインで Exchange Online が使えるように設定することができました。

まとめ

以上、Azure AD を運用していて、Microsoft 365 の利用を始めることを想定して、Exchange Online の設定とDNS設定を行いました。本ブログが誰かの一助となれば幸いです。