小ネタ:パソコン版Googleドライブを個人アカウントで使ってみた。

2021.03.18

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どうも、情シスやってますアノテーションの徳道です。

今回は2月にアップデートされていたパソコン版Googleドライブ(Google Drive for Desktop)のお話です。

社内システムネタとはちょっと関係ないので、「くらめその情シス」シリーズからちょっと外れてますが。。。

地味だけど便利なアップデート

Googleドライブって便利ですよね。私も個人で利用しているクラウドストレージはGoogleドライブです。

個人アカウントで使うにはこれまでWebインターフェースか「バックアップと同期」しかありませんでした。

しかし2021年2月9日のリリースでGoogleドライブファイルストリームの機能と統合され、ついに個人でもGoogleドライブをパソコンのネットワークドライブのように使うことができるようになりました。

解説やニュースサイトでも紹介はされていたのですが、なぜかあまり大きく取り上げられていないような?

若干遅くなってしまってたのですが、個人で使っててやっぱり便利なのでちょっと紹介を。

アプリは企業向けと共通化

従来の個人向けGoogleドライブアプリ「バックアップと同期」は企業・チーム向けの「Googleドライブファイルストリーム」とは別のプログラムでした。

しかし今回、共通プログラム化されており、ログインするアカウントを個人用⇔企業用と切り替えることで同じプログラムで利用が可能になりました。

インストールはこちらから!

職場や学校のアカウントでパソコン版 Google ドライブを使用する

「バックアップと同期」では、基本的にPCの特定フォルダの内容をGoogleドライブにバックアップしたり、Googleドライブ側で変更したファイルがそのフォルダに反映されたり、という動作だけしかできませんでした。

パソコン版Googleドライブでは、ネットワークドライブと同じようにファイル・フォルダ単位でファイルを扱うことができるようになります。

(そのあたりの使い勝手は従来のGoogleドライブファイルストリームと同じ)

デスクトップ版Googleドライブを使ってみる

デスクトップ版Googleドライブをインストールしたら、Googleのアカウントでログインしましょう。

これまでは@gmail.comではログイン時に「使えません」とつれない応答でしたが、今は何事もなくログインできます。

インストールが終わるとGoogleドライブの同期が始まります。ドライブ上の容量とネットワークの帯域次第ですが、アイコンがぐるぐるしている間はしばらく待ちましょう。

エクスプローラーにGドライブができたら準備完了です。マイドライブが見えています。

企業用との差異は「共有ドライブ」が使えるかどうか。

マイドライブ内のフォルダやファイル単位で他のユーザーにファイルを共有できるのはこれまでと変わりません。

これでファイルサーバのようにPC上で直接Googleドライブのファイルを扱うことができます。

通常のテキストや写真、OfficeなどのファイルだけでなくGoogleAppsのスプレッドシートやドキュメントもここから開くことができますし、(開く際にWebブラウザでのログインは必要)、GoogleAppsのファイルをPC上で移動したりすることもできます。

もちろんファイル名を変更したりフォルダを作成・削除したり、もPC上のファイルと同じ感覚で可能。

ローカルアプリケーションからのファイルの保存先にも指定することができます。

【注意点】

  • GoogleAppsのファイルはGoogleドライブ上での移動だけです。
  • 2021年3月時点ではファイルをコピーすることはできません。
  • またGoogleAppsのファイルをローカルディスクにコピーすることはできません。

Windows版の場合、デフォルトではGドライブにマッピングされますが、設定で他のドライブレターに変更も可能です。

Windows版では右クリックメニューにGoogleドライブ関連のメニューが追加されており、Webで開くことも可能です。

メニューから「Googleドライブで共有」を選べば、Webを開かずに他のユーザーに共有することもできます。いちいちWebを開かずにできるのはいいですね。

地味に便利なのは「リンクをクリップボードにコピー」で、URLを取得できることですね。

取得したリンク例:https://docs.google.com/open?id=19xrhgyPqTc2xO4g4oIQ_URjIon72V-icoHoeJRXbJPc&authuser=xxxxx.xxxx%40gmail.com&usp=drive_fs

パスにフォルダ利用者IDが入っちゃうのはちょっとご愛嬌ですが…一時的な共有などではパパっと手早くURLを渡せるので便利です。

さいごに:やっぱり便利よね

これで何が便利になったかというと個人的な感想ですが、以下のメリットがありました。

  • PC上のファイルと同じ感覚でGoogleドライブのファイル・フォルダを扱える
  • 複数ファイルのダウンロード時にアーカイブされない(実はこれが地味にデカイ)
  • ローカルアプリからデータの保存先に指定できる
  • ファイルやフォルダの整理がやりやすい
  • 動作が軽い(主観ですがモバイルテザリングでも十分に使える)

個人的にはずーっと実現してほしかったアップデートなのでとっても快適になりました。

もしGoogleドライブをメインで使っていてパソコン版Googleドライブを利用していないあなた!

これを使わない手はないですよ。ということでちょっとした小ネタでした。

(´-`).。oO(社内でもファイル共有はGoogleドライブなのでもっと利用者が増えるといいんだけどなー)

参考:くらめその情シス:Google共有ドライブでどこでもファイル共有