Grove IoT スターターキット for SORACOMを購入したので調べてみた(ハードウェア編)

SORACOM Technology Camp 2020の参加特典クーポンを使用してGrove IoT スターターキット for SORACOM(Wio LTE JP Version)を購入したのでハードウェアについて調べました。
2020.12.11

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こんにちはCX事業本部のさかじです。
SORACOM Technology Camp 2020の参加特典クーポンを使用してGrove IoT スターターキット for SORACOM(Wio LTE JP Version)を購入しました。チュートリアルに沿って準備することで、簡単にデータをクラウドへアップすることが出来ます。

設定は少し前の記事ですがほとんど違いなくセットアップ出来データを送信できるようになります。

LTEモデム搭載済みIoTデバイス「Wio LTE」でセンサーデータの収集とグラフ化をしてみた

同じ内容を書いてもつまらないのでハードウェアの構成について調べた手順をまとめました。

ハードについて調べてみた

  1. SORACOMのサイトでハードを製造しているメーカが運営しているSeeed K.K. Wikiをみます
  2. ハードウェアのことが知りたいのでSeeed K.K. Wikiのハードウェアの章にあるリンクへ移動してみます
  3. こちらで大雑把な情報を仕入れます
    部品 機能 情報
    STM32F4マイコン プロセッサー STM32F405RG, ARM Cortex-M4, 168MHz
    フラッシュメモリ 1MByte
    内蔵SRAM 129KByte
    LTEモジュール LTE Cat.1 EC21-J FDD-LTE B1/B3/B8/B18/B19/B26
    インターフェース SIM nano SIM
    SD TFカード
  4. オープンソースハードウェアなので回路図をみてみようと検索(リンクあるかもしれませんが検索してしまいました)
  5. 英語版のseeed wiki Wio LTE Cat.1を発見してハードウェアの情報がありました
  6. 下へスクロールして日本版回路図を発見しました
  7. オンライン回路図ビューアーで内容を見ることができました。

  8. 主要なチップをみてみます

    • CPU STM32F412RG
    • 通信モジュール EC21-A
    • レベルシフタTXS0108E
    • オーディオコーデック ALC5616
  9. 回路図からどのように各チップが接続されているかみて、雑にブロック図を書いてみました

SeeedKKの@matsujirushi12さんからきちんとしたブロック図の紹介をいただきました。

Wio LTE 回路図とブロック図

何かわかるの?

  • 何やらLTEモジュールからイヤホンジャック出ているので音声出るの?
    SeeedKKの@matsujirushi12さん、@ytsuboiさんにフォローいただきまして、音声は出せないそうです

  • STM32とLTEモジュールはそのまま接続されているけど接続のためのプロトコルはどうやってるの?

  • SDカードがCPUと繋がっているのでデータ保存できる?
    こちらもSeeedKKの@matsujirushi12さんからフォローいただき、SDカードアクセスできるそうです。
    https://github.com/SeeedJP/WioLTEforArduino/tree/master/examples/basic/SDReadWrite

参考サイト

最後に

ハードウェアはソフトウェアと違って費用がかかってしまいます。せっかくですから、ハードウェアが持っている機能を使いこなしたいですよね。使いこなすにはどんな機能がどのように接続されているかを把握すると夢が広がりますね。ソフトウェアエンジニアですと回路図など読んだりするのは大変ですが、細かい内容を置いておいて繋がりに注目してブロックをみてみると、サンプルコードから一歩踏み込めると思います。是非チャレンジしてみてください。