Zendeskの管理センターは何ができる?簡単にまとめてみた ~アカウント編~

Zendeskの管理センターではZendeskのほとんどの設定をすることができます。しかしその反面どの項目でどんな設定ができるか、Zendeskの操作にある程度慣れている人でも迷子になるときがあります。そこで今回は、Zendeskの管理センターの全項目だと多いので、「アカウント」の項目で何ができるのか簡単にまとめてみました。
2023.07.18

こんにちは、昴です。
今回はZendeskの管理センターのアカウントの項目について、何が設定できるのか、何が確認できるのかなどをまとめていきます。

はじめに

Zendeskの管理センターは画面上の4つの四角のマークから移動することができます。

ZendeskではSupportだけでなくGuideやChat、Talk、Explore、その他連携できる他製品まで大半が管理センターで設定、管理できますが、その分非常に多くの項目があり、実際どの項目を触ったらよいか分からない、何ができるか分からないと行ったことはないでしょうか。 Zendeskの操作にある程度慣れている人でも稀に迷子になるときがあります。そこで、一度Zendeskの管理センターの各項目を簡単に見ていきたいと思います。 管理センターの項目は非常に多いので、1度にすべての項目をまとめると逆に分かりづらくなってしまいます。そこで今回は大きく6つに分かれた項目のうち、1/6個目のアカウントについてまとめていきます。

アカウント

ここでは請求やセキュリティなどアカウント全体に関わる重要事項の設定を行います。

請求先

サブスクリプション

Zendesk製品のサブスクリプションの確認、管理することができます。製品(SupportやGuideなど)、プラン、エージェント数の項目でそれぞれ確認することができます。
アカウント管理者や請求管理者であれば、新しいZendesk製品の購入やエージェント数の追加などの変更を申請することができます。

担当者

アカウント担当者を確認することができます。 アカウント担当者とは、アカウントオーナーや請求管理者のことを指し、これはアカウント内で1名のみです。

他のZendesk製品

Zendesk製品の中で、まだ購入していない製品が表示されます。各製品の「トライアルを開始」のボタンから製品のトライアルを開始することができます。

セキュリティ

チームメンバーの認証

エンドユーザー認証

チームメンバーとエンドユーザーにはZendesk認証(メールアドレスとパスワードでのサインイン)を使用できます。ここではパスワードの強度などを設定できます。
Zendesk認証はデフォルトでは有効になっています。 またエンドユーザーの場合、エンドユーザーがサインインできるソーシャルアカウントを選択することができます。

  • Google
  • Microsoft
  • Twitter
  • Facebook

シングルサインオン

シングルサインオン(SSO)を使用すると、チームメンバーとエンドユーザーがZendesk以外のアカウントでユーザーを認証することができます。 SSOにはソーシャルアカウント、ビジネスアカウント、エンタープライズの3種類があります。

  • ソーシャルアカウント
  • ビジネスアカウント
    エージェント及び管理者は、GoogleまたはMicrosoftのいずれかのSSO方式を使用して、ビジネスアカウントにログインできます。 エンドユーザーは、ソーシャル/個人アカウントを使用して、Twitter、Facebook、Google、MicrosoftのSSO方式を使用できます。

  • エンタープライズ
    企業のサーバーやOneLoginやOktaなどのサードパーティーのIDプロバイダにサインインして認証することができます。これを有効にすると、iOS版とAndroid版のZendeskモバイルアプリにも影響します。

セキュリティ文書

Zendeskのコンプライアンスや標準、セキュリティ関連の詳細な文書が確認できます。

詳細

  • パスワード
    有効にすると、管理者、エージェント、エンドユーザーのパスワードを変更した際にメールの通知が届きます。
  • 認証
    有効にすると、サインインするチームメンバーに2要素認証(2FA)を要求することができます。
  • IP制限
    有効にすると、Zendeskへのアクセスを一定のIPアドレスの範囲内のユーザーのみに制限できます。
  • 代理ログイン
    ヘルプセンターで問い合わせをした際に、代理ログインが必要になる場合があり、その時に有効にします。

その他の設定

  • モバイルアプリ
    有効にすると、管理者およびエージェントはモバイルアプリを利用することができます。
  • 自動墨消し
    有効にすると、エンドユーザーからのチケットのクレジットカード番号を自動で墨消しすることができます。
  • セキュリティコンタクトメール この項目でメールアドレスを設定すると、セキュリティ事象に関する通知をアカウントオーナーに加えて受け取ることができます。
  • SSL
    SSLをセットアップすることができます。

ブランド管理

ブランド

複数のブランドを管理することができます。 ブランドとは、お客様の各種問い合わせ窓口となります。 ブランド数はプランごとに異なります。(Suite Growth及びProfessionalは最大5個、Suite Enterprise及びPlusは最大300個、Support Enterprise単体の場合は最大5個)

外観

ブランド設定

ブランドの色、Zendeskのアカウント名、ファビコン、ホストマッピングの設定ができます。

ローカライゼーション

タイムゾーン、時間表記(12h、24h)、言語を設定できます。

監査ログ

監査ログ

アカウント、設定、ビジネスルールに関するアクティビティの追跡に必要な情報を確認できます。

サンドボックス

サンドボックス

サンドボックスを作成、使用することができます。
サンドボックスは、Zendeskの本番環境をそのままコピーした環境で、公開前に本番環境に影響を与えずにテストを行ったり、ワークフローを変更したりすることが出来ます。

ツール

ベンチマーク調査

Zendeskのベンチマーク調査に参加、辞退することができます。(Zendeskを利用する上で、デフォルトでベンチマークには参加しています。)Zendeskベンチマークを利用すると、簡単なアンケートに答えるだけで、主要なメトリックを他社の多数のメトリックと比較することができます。

レポート

チケットやユーザー、組織のデータを期間を指定してJSON、CSV、またはXML形式でエクスポートすることができます。

フォームと契約書

フォームと契約書

Zendeskを利用する上で利用される法務や財務関連の書類が確認できます。

まとめ

今回は管理センターのアカウントの項目で何ができるのかをまとめてみました。 このブログを見て、Zendeskでこんなこともできたんだと思った方は是非一度触ってみてください。

他の項目

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参考記事

Zendeskヘルプ > アカウント > アカウントの文書化 > アカウントと請求 > Zendesk管理センターの使用