Tableau Desktopのリレーションシップで複数のテーブルを組み合わせる ー Tableau Desktop再入門

2022.09.26

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こんにちは、スズです。

Tableau Desktop再入門シリーズ、今回はリレーションシップについてご紹介します。

執筆環境

本記事は以下の環境で執筆しています。

  • Tableau Desktop 2022.2
  • Windows 10 Pro

リレーションシップの作成

リレーションシップは、複数のテーブルを組み合わせてデータの分析を行いたい場合に使用できます。
Tableau Desktopでデータを読み込んだのち、分析に使用するテーブルをキャンバスにドラッグします。以下の画像では、「メニュー」というテーブルをキャンバスにドラッグしています。この状態では「メニュー」のテーブルだけを分析に使用できます。他の「注文」や「店舗」のテーブルも分析に使用したい場合に、リレーションシップを作成することで分析に使うことができます。

「注文」のテーブルをキャンバスにドラッグすると、「メニュー」と「注文」にオレンジ色の線(ヌードル)が引かれます。このまま「注文」をキャンバスに配置します。

Tableau Desktopはテーブル同士をどのフィールドを用いてリレーションシップを作成するかを自動的に判別します。判別できた場合は自動的にフィールドを設定しますが、判別できなかった場合は点線のヌードルの上に赤い三角形が表示されます。判別できなかった場合はユーザーが一致するフィールドを手動で設定します。リレーションシップを定義するフィールド同士は同じデータ型である必要があります。

フィールドを設定し、リレーションシップを作成できました。

リレーションシップはテーブルを1対1で関連付けるだけでなく、複数のテーブルの関係を作成できます。1つ目のテーブルに2つのテーブルを関連付けることや、

1つ目のテーブルと2つ目のテーブル、2つ目のテーブルと3つ目のテーブルを関連付けることもできます。1つ目のテーブルが親、2つ目のテーブルが子、3つ目のテーブルが孫、というような関係になります。

リレーションシップの削除

作成したリレーションシップを削除したい場合は、テーブルのプルダウンメニューから[削除]で削除することができます。また、テーブルをキャンバスの外にドロップすることでも、リレーションシップを削除することができます。

なお、親、子、孫というようなリレーションシップを作成している場合、子のテーブルを削除すると、孫のテーブルもあわせて削除されます。

リレーションシップの編集

[データソース]タブでは、テーブルを選択している状態では画面下部のペインにはフィールドの情報やデータのプレビューが表示されます。

テーブルではなくヌードルを選択している場合は、画面下部のペインでリレーションシップで定義するフィールドの編集が行えます。自動的に作成されたリレーションシップのフィールドを修正したい場合などでは、ここでリレーションシップを編集することができます。

表示の切り替えは、画面上部のペインでテーブルやヌードルを選択するほかに、画面下部のペインでプルダウンメニューから切り替えることもできます。

シートでのテーブルの表示

リレーションシップを作成している場合、[シート]タブでは各テーブルごとにフィールドが表示されます。以下の画像のハイライトした部分が各テーブルを示しています。各テーブルごとに、それぞれのテーブルが持つフィールドが表示されています。

最後に

Tableau Desktopのリレーションシップについてご紹介しました。

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