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『46期衆議院議員活動統計』を可視化してみた|Tableau Software Tips&Viz Advent Calendar 2014 #12 #tableau

2014.12.12

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2014年アドベントカレンダー『Tableau Software Tips&Viz(全部俺) Advent Calendar 2014』12日目です。Tableau Softwareに関する機能紹介、便利ネタや可視化ネタ等を毎日1本ずつ計25本、『1人(全部俺)』で担当してお届けしています。

昨日11日目の投稿ネタは『パラメータ』でした。

本日12日目は『46期衆議院議員活動統計』を可視化してみたエントリとなります。

 

...議員活動の可視化?

目次

『46期衆議院議員活動統計』の可視化

当エントリ内容を可視化してみようと思ったきっかけは以下のWebサイトの情報であり、それについて言及されていたニュース記事でした。『これTableauで可視化してみると面白いんじゃないか』という同僚の言葉を聞き、気付いた時にはざっくりとしたグラフを幾つか作っておりました(しろめ

CouncilorActivity46

その後時間を置いて、改めてデータを抽出、整形する等してグラフ化してみたものが今回ご紹介するTableau Publicでのコンテンツとなります。

データの準備

準備にはテキストエディタとEXCELを使いました。一番簡単な手法ですとWEBページに表示されている当該情報のテーブル表の部分をそのままコピーしてEXCELに貼り付けてしまえば一丁上がりなのですが、それだと表に記載されているURLの部分が取れなくなりますので、テーブルの表組みを構成しているHTMLソースからテキストエディタで整形を施しつつ、必要な情報のみを抽出、更にEXCELにそれらを貼り付けて利用可能な形式としました。

Tableau Public コンテンツ一覧

ここからご紹介する内容が、データを可視化したビューやダッシュボードとなります!

なお、こちらのコンテンツの元となった情報については、その見方について菅原 琢さんは以下の様に述べておられます。 (※『更新連絡』のページより抜粋させて頂きました)

毎度述べていることですが、政党、会派によって立場や質問時間が異なるので、質問回数等を異なる党同士で比較するのはあまり意味がないです。同じ会派内で比較し、質問内容などに着目するのがよいでしょう。細かい留意事項はこちらを参照していただければと思います。(2014/12/8)

上記記載の『こちら』で展開されている情報は以下となります。併せて御参照ください。

先述のニュース記事中でも、以下の様にコメントされています。(※『ウィズニュース』インタビュー内から抜粋させて頂きました)

――これらのデータから何を読み取ることができるのでしょうか。 「散在する情報を要約し、入り口を作るというのが基本的なこのサイトの役割なので、使い方は自由です。したがって、『読み取り』は利用者が適宜していただければよいと思いますが、そのためには国会での活動に関してのある程度の知識が必要で、留意すべき点があります。野党議員に比べ与党議員は質問の機会と時間が制限され、質問主意書も原則として提出しませんから、本会議や委員会の発言の統計は同じ党・会派内で比較するのがよいでしょう。政府や国会の役職に就任していれば、統計や活動自体が一般の議員とは異なるものになります」

また、政党名の表記について『自由民主党』と『自民党』で記載が分かれていましたので、近年の呼称に倣い『自民党』に統一させて頂きました。

委員会における出席及び発言について

本会議での発言について

本会議での発言数と発言文字数の相関

発言あたりの発言文字数

議員名による検索

まとめ

以上、『46期衆議院議員活動統計』データの可視化エントリでした。このように、Tableauではデータがあれば手軽にそれらの可視化を行う事が出来ます。意図した内容を表示させるにはデータそのものの構造も整理・整備されている必要がありますが、今回利用させて頂いたデータについてはその辺りも問題無く、スムーズに作業を進めて行く事が出来ました。また、今回データを色々な切り口で見てみる事で様々な発見があったのも興味深い点だったと思います。

では、明日もお楽しみに!